Amazon Echoを水場の置くのは危険、ということは皆さんもご存じだろう。だが、スマートホームデバイスを窓のすぐ近くに設置すると、家の外から不正アクセスされるおそれがあるということはご存じだっただろうか。懸念すべきリスクは、デバイスが故障してしまうことだけではない。ユーザーのプライバシーも危険にさらしてしまうことになる。
しかし、心配はご無用。本記事では、Amazon Echoを置くべきではない場所と、置くのに最適な場所を解説する。
単純に、便器の近くに置くのは気持ち悪い。それだけだ。
どれだけきれいなバスルームでも、そこにはさまざまなばい菌が残っている。どうしてもバスルームに置きたい人は(その気持ちは理解できる)、便器からできるだけ離れた場所に設置しよう。
可能であれば、粘着テープやくぎで壁に固定するといいだろう。その場合は、落下しないように、しっかり固定すること。プラグを差し込む必要があるので、必ずコンセントの近くに設置しよう。また、浴槽の近くには置かないこと。うっかり水中に落としてしまったら……なんてことは避けたいはずだ。
Alexaの声を聞き取りにくくしたいのなら、どうぞ、その高価なデバイスをシンクのそばに置くといい。Amazon Echoを使い続けたいのなら、水の近くには絶対に置かないことだ。
蛇口のシャワーが暴走してデバイスが水浸しになったり、背の高いデバイスが倒れてシンクに落ちたり、といったリスクは避けたいはずだ。代わりに、別のカウンターに置くか、スパゲッティソースや水しぶきがかからない隅の方に置くようにしよう。デバイスも汚れがついたりせず、音も聞き取りやすくなるだろう。
窓の近くには設置しないようにしよう。外部から何者かがAmazon Echoにアクセスできてしまう可能性があるからだ。しかもそこから、別のスマートホームデバイスへのアクセスを許してしまう事態にもなりかねない。例えば、自動車をAmazon Echoに接続している場合、何者かに自動車の鍵を開けられて運転される、ということもあるかもしれない。
「Alexa、○○を再生して」と言って、Alexaを起動するコマーシャルは、いくつあるだろうか。あるいは、「Alexa」と言っているように聞こえる声がテレビから流れてきたら、さて、何が起動するだろうか。問題は、テレビの視聴を妨げられるだけではない。Alexaは、コマンドの後に発話される内容を録音する。そのため、プライベートな会話をしているときにAlexaが起動すると、プライバシーを侵害されるおそれがある。置く場所としては、サイドテーブルの方が理にかなっており、ユーザーがコマンドを発するまでAlexaが起動することもないだろう。
テレビの音が検出されても構わないので、Amazon Echoをテレビの近くの置きたいという人は、ウェイクワードを変えてみるといいだろう。ウェイクワードは、「Alexa」以外に全部で5種類あるため、ユーザーの環境に適したウェイクワードを選べるはずだ。米国ではDisneyの楽しいコンテンツにアクセスできるウェイクワードも利用できる。
ヒーターや、ヒーターの通気口、ラジエーター、ストーブといった熱源にAmazon Echoをさらすことは絶対にしないように、とAmazonは注意喚起している。こうした暖房器具の前に置くと、火災が発生したり、デバイスが損傷したりするおそれがある。
起こりうる大惨事を避けるために、ヒーターが向いている方向から明らかに離れた場所にデバイスを置くようにしよう。例えば、オフィスにヒーターを設置している場合、Amazon Echoはデスクの上に置いて、ヒーターから離すといいだろう。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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