米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利し、次期大統領への就任が確実となった。米大統領が再戦失敗後に返り咲くのは132年ぶりだ。
開票中にトランプ氏の優勢が伝えられると、Xでは「トランプトレード」がトレンド入りした。暗号資産の「ビットコイン」が急騰し、11月7日午前6時時点では1ビットコインが7万6000ドルを突破した。日本円でも1179万円と、いずれも過去最高値を更新した。
背景にあるのが、トランプ氏が暗号資産の推進派であるという点だ。同氏は2024年7月に「(米国を)地球上の暗号資産の首都、ビットコイン超大国」にする意向を示していた。
あわせて急騰したのがテスラ株だ。同株は現地時間11月6日に前日比で14.75%上昇し、288.53ドルの終値を付けた。
トランプ氏はEVに批判的なことで知られるが、テスラCEOのイーロン・マスク氏はトランプ氏支持を表明していた。米国の主要メディアは、トランプ氏が主張するEVへの税制優遇の縮小が、むしろEVのトップランナーであるテスラの優位性を高めるとの見方を紹介している。
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