楽天モバイルは10月21日、携帯キャリア(MNO)サービスの回線契約者数が、10月18日時点で800万契約を突破したと発表した。
同社はこれまで、黒字化には800万から1000万契約が必要で、かつ1人あたりの通信料収入(ARPU)は2500円から3000円程度が必要としてきた。ひとまず、回線数での最低ラインは突破した格好だ。
なお、1人あたりの通信料収入の拡大には課題も残る。しばらく2000円前後で推移しており、2500円以上の達成にはまだ開きがあるためだ。
一方で追い風もある。SNSにおける動画コンテンツの急拡大で、1人あたりのデータ通信量は若年層を中心に拡大を続けている。同社の「楽天最強プラン」は3GBまで月額1078円、20GBまで2178円、20GB超過後はデータ無制限で3278円という段階制だ。ユーザーが日常的に3GB、20GBを超えるようになれば1人あたり通信料収入の拡大につながる。
また、MMD研究所の調べでは、4キャリアのメインブランドで唯一、メイン回線としての利用が増えている。このトレンドが継続すれば、さらなる通信料収入増が期待できる。
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