小米技術日本(シャオミ・ジャパン)は10月10日、ハイエンドモデルのスマートフォン「Xiaomi 14Tシリーズ」を発表した。
「Xiaomi 14T」「Xiaomi 14T Pro」の2機種で、日本で販売するTシリーズとして初めて、ライカと共同開発のカメラシステムを搭載する。
Xiaomi 14Tシリーズは、ディスプレイが約6.7インチ、1.5K(2712×1220)の解像度を備えたAMOLED(有機EL)で、リフレッシュレートが最大144Hz。バッテリーは5000mAhで、「おサイフケータイ」への対応、IP68の防水防じん性能などが共通の仕様となる。
OSは「Android 14」をベースにした「Xiaomi HyperOS」。旅行時や生産性、創造性の向上などに寄与するAI機能「Advanced AI」を搭載し、字幕の生成や翻訳、写っていない背景を生成して写真を拡大するなどが可能。Googleの「Gemini」も搭載し、画面をなぞるだけで検索できる「かこって検索」も活用できる。
ライカと共同開発したトリプルカメラシステムも、14Tシリーズの大きな特徴だ。小米技術日本 プロダクトプランニング本部 本部長の安達晃彦氏はカメラについて「超広角の15mm、標準の23mm、2倍の45mm、ポートレートで活躍する60mm、6倍相当の120mmの5つの焦点距離をサポートし、最大30倍までズーム撮影できる。どのようなシーンでも魅力的な画像を撮影でき、『T』シリーズの中で最高のカメラ」と話す。
Xiaomi 14T Proは、「チタンブラック」「チタンブルー」「チタングレー」の3色を展開する。
本体サイズが高さ約160mm×幅75mm×奥行き8.4mm、重さが209gで、ワイヤレス充電と「120W Xiaomi ハイパーチャージ」に対応。同梱する充電器を利用すれば19分で満充電となる、シャオミとして3台目の「神ジューデン」対応モデルだ。
内蔵メモリーはRAMが12GB、CPUは「MediaTek Dimensity 9300+」。ROMは256GBと512GBの2種類を用意する。
トリプルカメラシステムには、「Light Fusion 900」イメージセンサーを採用する約5000万画素のメインと、2.6X望遠、約1200万画素の超広角で構成。前面は約3200万画素の広角カメラとなる。
発売日は11月下旬以降で、「ソフトバンク」で販売するほか、オープンマーケット版も用意する。オープンマーケット版の市場想定価格(以降、価格は全て税込)は、256GBモデルが10万9800円、512GBモデルは11万9800円。
Xiaomi 14Tは、「チタンブルー」「チタングレー」のほか、ヴィーガンレザーを採用した「レモングリーン」の3色を展開する。
本体サイズは高さ約160.5mm×幅75.1mm×奥行き7.8mm。重さはレモングリーンは193g、ほか2色は195gで、「67W Xiaomi ターボチャージ」に対応。同梱する充電器を利用すれば50分で満充電可能だ。
内蔵メモリーはRAMが12GB、CPUは「MediaTek Dimensity 8300-Ultra」。ROMは256GBとなる。
トリプルカメラシステムには、 ソニーの「IMX906」イメージセンサーを採用する約5000万画素のメインと、2X望遠、約1200万画素の超広角で構成。前面は約3200万画素の広角カメラだ。
発売日は12月中旬以降で、KDDIの「au」「UQ mobile」ブランドで販売する。
小米技術日本 取締役社長 大沼彰氏は、「みなさんの欲しい機能のほとんどを搭載した。持ちやすいフォルム、ライカカメラシステム、(おサイフケータイなどの)日本のローカライズ機能を持っている。日本のユーザーにとってのヒーロー・パートナーと呼べるスマホに立候補したい」と語った。
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