小米技術日本(シャオミ・ジャパン)は5月23日、「POCO」ブランドの最新モデルとなるフラッグシップスマートフォン「POCO F6 Pro」、ブランド初のタブレット「POCO Pad」を発表した。
いずれも公式ウェブサイト「mi.com」や、「楽天市場」「Amazon.co.jp」などのオンラインで販売する。
小米技術日本 マーケティング本部 シニアIMCマネージャーの片山将氏は、POCOブランドについて、「商流をオンラインなどに絞ることで、より高いコストパフォーマンスを実現するシリーズ。やみくもに最新のスペックやプレミアムな地位を追い求めるのではなく、ユーザー体験を向上させるための小さな改革を生み出す」ことを目指していると話す。
また、POCO F6 Proは、POCOブランドのスマホの中でも最上位に位置する「POCO F」シリーズの最新モデルで、「他のスマホブランドではハイエンドとされるスペックをミッドレンジの価格帯に搭載する『フラッグシップキラー』」(片山氏)のシリーズになると語る。
POCO F6 Proの本体サイズは、高さ160.86mm×幅74.95mm×奥行き8.41mm、重さが209g。6.67インチのWQHD+(3200×1440ドット)有機ELディスプレイを採用し、リフレッシュレートは1~120Hz、最大輝度は4000ニト。最大3840HzのPWM調光を施しており、快適でちらつきの少ない視聴体験ができるという。また、雨天時などで画面がぬれていても高精度な操作ができるウェットタッチ技術を採用する。
SoCは「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform」で、RAMは12GB。ROMは256GBと512GBの2モデルを用意する。OSは「Android 14」をベースにした「Xiaomi HyperOS」、バッテリー容量は5000mAhで、「120W Xiaomiハイパーチャージ」により、約19分で満充電が可能だ。
カメラ機能は、背面が5000万画素のメインカメラと800万画素の超広角、200万画素のマクロカメラ、前面が約1600万画素のカメラを搭載。撮影写真などの画像から不要な物体を除去する消しゴム、背景の拡張といったAIを活用した機能も搭載する。
市場想定価格(以降、価格は全て税込)は、256GBモデルが6万9980円、512GBモデルが7万9980円。「ホワイト」のほか、カメラリングをゴールドに縁取った「ブラック」の2色を用意し、同日に発売する。また、片山氏は「国内で発売した前モデルとなる『POCO F4 GT』はゲーム性能を押し出していたが、POCO F6 Proはゲームのみではなく、多方面に優れたスペックを搭載したモデル」と補足した。
POCO Padは、本体サイズが高さ181.85mm×幅280.0mm×奥行き7.52mm、重さが571g。約12.1インチ、2.5K解像度(2560×1600ドット)のLCDディスプレイを採用し、リフレッシュレートは120Hzとなる。
SoCは「Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2 Mobile Platform」で、RAMは8GB、ROMは256GB、最大1.5TBの外部ストレージを利用できる。
カメラ機能は、背面・前面ともに800万画素。「Dolby Atoms」「Hi-Res」対応のクアッドスピーカー、3.5mmイヤホンジャックなどを搭載し、バッテリー容量は動画を最大12時間視聴できる1万mAh。また、33Wの急速充電に対応する。
OSはXiaomi HyperOSで、「Home Screen+」機能を活用すれば、スマホの画面をタブレットに同時に表示できる。スマホとタブレットのコンテンツをドラッグ&ドロップでシームレスにコピーすることも可能だ。
市場想定価格は4万4800円。「ブルー」「グレー」の2色を展開し、6月中旬以降に発売予定だ。片山氏はPOCO Padについて、「タブレットが好きな若い方が、大きな画面でたくさん遊べるモデル」と説明した。
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