スマートフォンやイヤホンなどを開発、販売する英Nothingは9月26日、「Ear (open)」を発表した。
9月27日の午前10時から「jp.nothing.tech」で予約を受け付け、10月1日に発売する。価格は2万4800円(以降、価格は全て税込)。
ブランド初のオープンウェアラブルステレオ(OWS)イヤホンとなるEar (open)は、3点で支えるバランスシステムと超軽量コンポーネントを採用する。片方のイヤホンの重量は8.1g、ケースの薄さは19mmで、OWSカテゴリーで最もスリムなデバイスの1つになるという。
イヤーフックはシリコン製でどんな耳の形にもフィットし、軽い装着感で一日中快適に使用できるように設計。日常使用時だけでなくランニングやサイクリングなどの運動中でも安定した装着性を確保するとしている。
特許出願中のチタンコーティングカスタム振動板で歪みを低減しながら、鮮明な高音を再現できる。ドライバーは新設計し、一般的なイヤホンと比べて約3割軽量化したという。階段状の配置とすることでチャンバースペースを拡大させ、低音を強化しつつスピーカーをより耳に近づけることが可能。中音・高音を強化し、快適性を損なわずに高音質を実現する。
加えて、低周波数域の音声信号をスピーディーかつ正確に検知して最適な音声設定に調整する自動アルゴリズムを採用。イヤホンからの音漏れはサウンドシールシステムと指向性スピーカーで最小限に抑え、1回の充電で8時間、充電ケースを使用すれば最大30時間再生できる。なお、10分間の急速充電では2時間使用可能だ。
Nothing Japan 日本担当マネジメントディレクターを務める黒住吉郎氏は、「2800万通りの騒音環境をAIでシミュレーションしたクリアボイステクノロジーと絶妙に配置した2つのマイクで、よりクリアに通話できる。私もプロトタイプから使用しているが、使った方は『こんなにいい音なのか』と感じるはず。できるだけ多くの方に知っていただき、使っていただきたい」と話す。
加えて同社は、サブブランド「CMF by Nothing」で展開する「CMF Phone1」を10月1日に国内で発売することも発表した。
CMF Phone1は、付け替えできる背面ケースをはじめとした機能的なアクセサリーを揃える、カスタマイズ性が特徴のスマートフォン。「ブラック」「オレンジ」「ライトグリーン」の3色を展開する。
6.67インチのAMOLEDディスプレイ、MediaTekの「Dimensity 7300 5G プロセッサー」を採用し、8GBのRAMはRAMブースト機能で最大16GBまで利用可能。バッテリーは5000mAhで、5000万画素のソニー製リアカメラ、1600万画素のフロントカメラを搭載する。
jp.nothing.techではROMが256GBの「8+256GBモデル」を4万4800円で販売する。また、正規販売パートナーのインターネットイニシアティブが提供する「IIJmio」では、3万9800円でROMが128GBの「8+128GBモデル」を用意する。
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