ローソンとAVITAは、JR大阪駅北側の「うめきた」エリアで開発が進められている「グラングリーン大阪」内に、「ローソンJAM BASE(ジャム ベース)店」を、9月6日に共同で出店することを発表した。
ローソンJAM BASE店では、これまで一部のローソン店舗で導入しているアバター接客に加えて、生成AIなどのAI技術を活用したアバターとのインタラクションが楽しめるイートインスペースを設置するなど、温かいDXの提供を目指したこれまでにない取り組みとしている。来客の行動を把握し、その状況にあったリアクションや発声をすることで、相互のコミュニケーションが可能なAI技術を活用しているという。
アバターとコミュニケーションができるイートインスペースでは、アバターが接客をする自動販売機も設置。さまざまな企業やVTuberなどとのコラボ企画を実施していくという。また、ローソンアバターオペレーターがアバター店員となり、遠隔地からアバターをリモート操作することにより、来客へのサービス提供、セルフレジのサポートなど店舗での接客や販売促進などを行うという。
ローソンではこれまでも、新たな接客と多様な働き方の実現を目指し、デジタル技術を活用したアバター接客を2022年11月から展開。現在は6都府県(東京都、大阪府、福岡県、埼玉県、千葉県、神奈川県)14店舗で導入している。2023年2月には、伝統工芸品等の生産者がアバターとなり、ローソン店舗で来客と双方向のコミュニケーションを取りながら商品の魅力や生産者の想いを伝える「ローソンアバターストア」の実証実験を実施した。
ローソンではアバターの導入により、時間や場所、年齢や性別、さまざまな障害という制約の無い働き方と、1人のオペレーターが複数店を受け持つなど、効率的な人員配置による人手不足対策が可能になるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス