「iPhone 16」発表イベントに備えよう--新製品のうわさと視聴方法

Abrar Al-Heeti (CNET News) 翻訳校正: 編集部2024年08月29日 07時30分

 Appleの新製品発表イベントまで2週間を切った。イベントでは「iPhone 16」(仮称)が発表されるほか、「iOS 18」と「Apple Intelligence」の正式リリースに関しても詳細が発表されるとみられている。

iPhone
提供:Viva Tung, CNET/Apple

 Appleが米国時間8月26日に送ったイベントへの招待状には、さまざまな色を重ねて描かれたAppleのロゴの下に、「It's Glowtime.」(日本語版では「時が満ちる。」)というキャッチフレーズが記されていた。全体の色調は、6月の「Worldwide Developers Conference(WWDC)」の基調講演でAppleがAI機能「Apple Intelligence」を発表したときのものとよく似ている。来るイベントでは、新製品の発表とともに、Apple Intelligenceの続報も聞くことができるだろう。

 この記事では、9月のイベントで発表されると新製品のうわさと合わせて、基調講演の視聴方法を紹介する。

  1. 「It's Glowtime.」イベントの視聴方法
  2. AI満載のiPhoneに期待、カメラが強化される可能性も
  3. Apple Watch Series 10(またはApple Watch X)
  4. 2種類の新型AirPodsが登場?

「It's Glowtime.」イベントの視聴方法

 イベントは9月9日(月)午前10時(米国太平洋標準時)に開催される(日本時間では9月10日午前2時)。発表の様子はAppleの公式サイトYouTubeでライブ配信される。「Apple TV」アプリからも視聴可能だ。

AI満載のiPhoneに期待、カメラが強化される可能性も

 6月のWWDCでは、基調講演の大半がApple Intelligenceの紹介に費やされ、「Siri」の強化、AIを活用した新しい文章作成ツール、「ChatGPT」との連携などが発表された。Apple Intelligenceは「iPhone 15 Pro」以降の機種で使えるが、こうした新AI機能を搭載した状態で出荷される製品はiPhone 16シリーズが初となる可能性が高い。

 9月のイベントでは、待望のiPhone 16に加えて、6月に発表されたiOS 18の正式リリースについても新情報が解禁されるとみられる。iOS 18では、ホーム画面とロック画面のカスタマイズが可能になり、コントロールセンターが進化するほか、RCSメッセージに対応し、「Android」端末を使っている友人ともシームレスにメッセージを送受信できるようになる。

 iPhone 16シリーズでは、カメラを中心にハードウェア周りも強化される見込みだ。うわさによると、大型イメージセンサーの採用に加えて、新たに物理カメラボタンが登場するという。このボタンは、2023年発売の「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」に初搭載されたアクションボタンの隣に配置される可能性が高い。カメラボタンはスワイプ操作が可能で、左右にスワイプすることでズームインやズームアウトができるという。

 アナリストのMing-Chi Kuo氏は、iPhone 16 Proにも光学5倍ズームレンズが搭載されるため、この機能のためにわざわざ高額なPro Maxモデルを買う必要がなくなると指摘している。別の著名アナリスト、Jeff Pu氏によれば、iPhone 16 Pro/Pro Maxの超広角カメラは、1200万画素から4800万画素に大幅に強化される可能性があるという

 iPhone 16とiPhone 16 Plusについては、カメラが横方向ではなく、縦方向に並ぶ可能性も指摘されている。これにより、両方のカメラからの情報を使って3D効果のある空間ビデオを簡単に撮影できるようになる。空間ビデオは、iPhoneで見ると一般的な2Dビデオに見えるが、Appleのヘッドセット「Vision Pro」で見ると3D効果を得られるようになっている。

Apple Watch Series 10(またはApple Watch X)

 Appleが「iPhone X」を発表して世間を驚かせたのは7年ほど前のことだ(iPhone10周年を記念し、iPhone「9」を飛ばして「X」とした)。この前例にならい、Apple Watchシリーズの第10世代は「Apple Watch Series 10」ではなく、「Apple Watch X」になるのではないかとささやかれている(この記事では「X」の案を採用する)。

 新しいApple Watch Xは、これまでよりも薄くなる一方、画面サイズは大きくなる見込みだ。具体的には、現在の41mmモデルが45mmに、45mmモデルが49mmになるという。新しい健康機能、例えば血圧モニタリングや、睡眠と呼吸のパターンを測定し、睡眠時無呼吸症候群を検出するシステムなどが搭載される可能性もある。バンドを磁石で文字盤と接続できる新しい仕組みも登場するかもしれない。

2種類の新型AirPodsが登場?

 今回のイベントでは、2種類の新型「AirPods」が発表される可能性があるとBloombergのMark Gurman氏は伝えている。どちらもステムが短くなるなど、新しいデザインを採用し、USB-C充電にも対応する。上位モデルにはアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載される可能性があるという。これが事実なら、ANCのために高価な「AirPods Pro」を買う必要はなくなる。

 こうしたうわさが事実だったかどうかは9月9日のイベントで明らかになるだろう。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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