Appleは次の新製品発表会を米国時間9月9日に開催することを、8月26日に発送した招待状で明らかにした。「iPhone 16」のラインアップが中心になることが予想される一方、招待状にはいくつかの手がかりが示されている可能性もある。
これは単なる憶測にすぎないが、Appleは招待状でiPhone発表イベントの内容に関するヒントを提供する傾向がある。例えば、「Wonderlust.」と題した2023年の招待状には、「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」のチタンの色を示す画像が含まれていた。今回の「It's Glowtime.」(日本語版では「時が満ちる。」)というキャッチフレーズには、AppleがWWDCで「Apple Intelligence」を紹介する際に使った色調と非常によく似たピンク、紫、青が使われている。これは、「iOS 18」でアシスタント「Siri」を呼び出す際に表示される新しい光る枠を指している可能性もある。
この招待状のデザインが意図的なものだとしたら、Appleが6月に発表し、まだリリースしていないApple Intelligenceが、iPhone 16とともにスポットライトを浴びる可能性がありそうだ。Apple Intelligenceの機能には、それぞれ絵文字と画像を生成する「GenMoji」と「Image Playground」などの生成AI機能、そして強化された「Siri」が含まれる。
イベントでApple Intelligenceに大きな重点が置かれるのであれば、AppleのAI機能群がiPhone 16のラインアップ全体で提供されることが期待できそうだ。他のデバイスにさらなるAIが搭載されても面白いだろう。「AirPods」は2021年から、「AirPods Max」は2020年からアップデートされていない。一方Googleは、同社のアシスタント「Gemini」をサポートする「Pixel Buds Pro 2」を発表したばかりだ。
また、Googleが最近のPixel発表イベントで、Geminiが自社製デバイスでどのように機能するかを詳しく説明したように、AppleもイベントでApple Intelligenceについてさらに詳しく説明する可能性が高い。Apple IntelligenceはiPhone 15 ProとPro Max、および「M1」以降のプロセッサーを搭載する「iPad」と「Mac」で提供される。これには、最新の「iPad Air」「iPad Pro」「MacBook Air」「MacBook Pro」「iMac」「Mac mini」「Mac Studio」「Mac Pro」が含まれる。
また、「Glowtime」(Glowは「輝く」などの意)という言葉がiPhone 16シリーズについて何らかのヒントになるかもしれない。2023年に発売されたiPhone 15モデルの多くはやや控えめな色調だったため、ベースモデルのiPhone 16では、より大胆な色が選ばれる可能性がある。一方、Googleの「Pixel 9」シリーズはベーシックモデルとProモデルの両方で、ピンクやグリーンなど、より鮮やかな色を採用している。筆者は、2021年の春に発売された「iPhone 12」のパープルモデルや、「iPhone 14」の発売から約半年後に発売されたイエローモデルが注目を集めたことを覚えている。なお、iPhone 15に春の新色は追加されなかった。
これらはAppleの招待状に関する憶測にすぎないが、9月9日のイベントでは詳細が明らかになるだろう。それまでは、この招待状からいろいろと推測することになりそうだ。
Apple Intelligenceこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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