Googleは、ストリーミングデバイスの刷新を長年計画しており、2024年がようやくその登場の年となるようだ。このほどリークされた画像には、傾斜した錠剤型のデバイスと付属のリモコン(「Chromecast」のものに似ている)が写っている。
このストリーミングデバイスはChromecastのようなドングルではなく、「Apple TV 4K」や「Fire TV Cube」、スマートホームハブのように卓上に設置するものである可能性が高い。この写真は9to5Googleが掲載したものだ。9to5Googleは4月にも、GoogleがChromecastの後継となる新たなストリーミングデバイスを開発していると報じていた。
デバイスの名称は「Google TV Streamer」になるという。これは、GoogleがChromecastという名称を廃止し、「Google TV」ブランドで統一する方針であることを示唆している。
Google TV Streamerは小さなドックのような外観だ。リモコンはChromecastのものに似ているが、より縦長のデザインとなっている。写真では、リモコンに「戻る」、ホーム、音声入力、音量、ミュート、「YouTube」、「Netflix」、星マークのボタンがあることが分かる。
Googleから公式の発表はないため、この大幅なデザイン変更の理由については推測するしかない。同社は、小さいドングルでは不可能な、より高性能なコンポーネントを搭載するために大きなサイズを選択した可能性がある。より優れたパフォーマンス、より大きなストレージ、スマートホーム機能などのためだ。
Googleはスマートホーム規格「Matter」への取り組みの一環として、自社デバイスで無線技術「Thread」への対応を進めているため、Google TV Streamerもスマートホーム用途向けにThreadに対応する可能性がある。
新しいフォームファクターは、Googleがストリーミング製品を自社ハードウェア全体のデザインに合わせるためのマーケティング戦略の一環かもしれない。また、Apple TVなど卓上型デザインのストリーミングデバイスと直接競合するための戦略である可能性もある。
Googleは米国時間8月13日のMade by Googleイベントで、Google TV Streamerを発表する可能性がある。このイベントでは、新しい「Pixel」スマートフォンのほか、スマートウォッチなどの発表が見込まれている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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