「バイトル」「バイトルNEXT」「はたらこねっと」といった求人情報サイトを運営するディップは5月21日、生成AIを活用した対話型のバイト探しサービス「dip AIエージェント」を開始することを発表した。
日本ではじめてバイト探しサービスに生成AIを活用し、採用率の大幅な向上を目指す。従来の「大量の求人情報から検索する・選ぶ」方法から、「対話しながら最適な仕事に出会える」方法へと進化させるという。
dip AIエージェントは、会話形式で仕事を探したり、「面接がうまくいかない」などを相談したりできる。会話を通してユーザーの曖昧な希望を把握、条件をもとに絞り込み、マッチ度の高い仕事を見つけることが可能だ。
プログラムされた規則やロジックに基づいて応答を生成する従来のチャットボットと異なり、生成AIを活用してより自然な応答を生成。対話を通じて最適な仕事に出会うことを目指すという。
サービスで重要となるマッチング精度の向上のため、全国約2000人の採用コンサルタントが集める「最新かつ正確な当社独自の求人情報」と、求職者の「顕在・潜在ニーズ」を活用。一人一人に優しく寄り添い、最適な仕事・職場に出会える機会創出に貢献するとしている。
なおディップは、dip AIエージェントの早期実用化のために2023年4月、「ディップ技術研究所」を設立。東京大学 松尾・岩澤研究室の成果活用型企業である松尾研究所と連携し、最先端の技術開発を進めている。
発表時のdip AIエージェントは、松尾研究所と共同で設定する技術レベルのうち、レベル2となる「対話支援型」でサービスを開始するが、2027年2月期内を目途にレベル3の「深層理解型」へ到達させることを目指すとしている。
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