2023年からレノボグループの傘下となったFCNTは5月16日、スマートフォンの新モデルとなる「arrows We2」シリーズを発表した。
「arrows We2 Plus」「arrows We2」の2機種を、2024年8月に発売する。
arrows We2シリーズは、「『すべての人が使いやすく、すべての人が手に取りやすい』5Gスマートフォン」をコンセプトにした「arrows We」の後継で、スペックを強化。「防水・防じん」「耐久性」「環境配慮」といった独自の強みを受け継ぎつつ、コストと機能のバランスを取ったという。
いずれも、ユーザーからの要望にこたえるかたちで、電源キーに指紋と指の動きを読み取る「Exlider」機能を再採用。画面を触れずに片手でスクロールでき、電車内や混雑した場所でも快適に使用できるという。拡大操作ができないサイトやアプリも自由にズーム可能で、指ひとつでスマートに閲覧できるとしている。
また、Qnovoと共同開発した電池の劣化を抑える独自技術を採用。4年後でも初期容量の80%を維持し、購入した時の電池もちが長く続くという。
そのほか、電話帳未登録の番号からの電話の場合、発信者側にけん制メッセージを自動で伝える迷惑電話対策機能や、電話帳未登録の番号に電話する際に音声認識技術で会話の中から還付金詐欺に関する特定のキーワードを抽出して危ないシーンを自動で端末が察知し、犯人へのけん制メッセージを発信する還付金詐欺対策機能などを搭載する。
上位モデルとなるarrows We2 Plusは、NTTドコモが「arrows We2 Plus F-51E」として販売する。カラーは「スレートグレイ」「シャンパンシルバー」の2色。詳細な価格帯は未定だが、ミドルレンジ向けのモデルになるという。
約6.6インチのpOLED有機ELディスプレイを搭載し、144Hzのリフレッシュレートに対応。ブルーライトを低減する「Eyecare」機能を採用し、目の健康に配慮しながら長時間の動画視聴やゲームが楽しめる。
CPUは「Qualcomm Snapdragon 7s Gen2」を搭載し、内蔵メモリーはROMが256GB、RAMが8GB。RAMは本体ストレージの一部を処理用メモリーとして活用して最大8GBを追加可能で、合計16GBを使用できる。また、外部メモリーとして1TBの「microSDXC」に対応する。
バッテリーは5000mAh、OSは「Android 14」で、最新の「Android」OSへのアップデートを最大3回まで提供するとしている。
カメラ機能は、背面に約5010万画素の広角カメラと、約800万画素の超広角カメラを搭載し、光学手ブレ補正に対応する。前面は約800万画素。
また、世界で初めて自律神経活性度計測機能を搭載する。背面カメラ下の脈波センサーからバイタルデータを読み取り、FCNTが開発した独自のアルゴリズムで自律神経の活性度を測定。自律神経パワー値と、それが何歳平均相当であるかを表示する。毎日の健康を管理する習慣作りに役立つとしている。
arrows We2は、KDDIと沖縄セルラーが「au」「UQ mobile」ブランドで販売するほか、NTTドコモが「arrows We2 F-52E」として取り扱う。カラーは「ライトブルー」「ネイビーグリーン」「ライトオレンジ」の3色で、ローレンジ向けモデルとなる。
約6.1インチのTFTディスプレイ、「MediaTek Dimensity 7025」を搭載し、内蔵メモリーはROMが64GB、RAMが4GB。RAMは本体ストレージの一部を処理用メモリーとすることで最大4GBを追加し、合計8GBを使用できる。また、外部メモリーとして1TBの「microSDXC」に対応する。
バッテリーは4500mAh、OSはAndroid 14で、最新の「Android」OSへのアップデートを最大2回まで提供する。
カメラ機能は、背面に約5010万画素の広角カメラと、約190万画素のマクロカメラを搭載。前面は約800万画素となる。
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