北海道富良野市は4月25日、2024(令和6)年度のワーケーション助成金制度「ワーケーション展開費用助成金」の受け付けを4月1日から開始したと発表した。
富良野市のワーケーション助成金制度では、市外の企業社員やフリーランスが同市内でワーケーションを行う際、旅費などの一部を助成する。
具体的には、親子向けの「子育て世代向けワーケーション・移住体験支援」、企業社員・フリーランス向けの「転職なき移住者向けワーケーション・移住体験支援」「アグリケーション体験支援」「ワーケーション実施支援」、企業等向けの「サテライトオフィス進出・コミュニティスペース創出ビジネス検討支援」「人材育成・チーム合宿ワーケーション実施支援」――の6事業を設定している。
助成要件は各事業によって異なるが、一定の期間、富良野市内への滞在が必要となるほか、滞在中の食費やお土産代など消費額調査への協力、交流会などへの参加、SNSによる情報発信、終了後の体験記の提出などがある。また、人数や回数の制限なども設定されている。
助成を受けるためには、事前に担当職員とオンラインによる説明を受けた上で、実施を開始する2週間前までに「展開申込書」を提出するなどの事務手続きがある。なお、実施期間は2025年3月末までだが、予算が無くなり次第終了する。
富良野市は、関係人口創出を目的に、市外の企業社員やフリーランスなどのワーケーションの受け入れを推進。2021(令和3)年度からは、宿泊費やレンタカー代の一部を助成している。
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