カルチュア・コンビニエンス・クラブは4月25日、「SHIBUYA TSUTAYA」をリニューアルオープンした。ワークスペースとして使えるシェアラウンジを2フロアに配置したほか、ポケモンカードゲームを体験できるラウンジやスタジオなどをそろえる
渋谷スクランブル交差点前に位置するSHIBUYA TSUTAYAは、1999年12月31日に開業。CDやDVD、書籍や雑誌を取り扱うほか、レンタル店として在庫数日本一を誇るなど、TSUTAYAの旗艦店として営業してきた。
リニューアルにあたっては、IP、空間価値・体験価値、世界に発信するプロモーションの場の3つをポイントに据えた。「今までは映画、音楽、ゲーム、アニメを中心に取り扱ってきたが、さらにIPを広義的に捉え、Vチューバーやファッション、家電、フードなども積極的に取り扱っていきたい。空間価値・価値体験価値に関しては、渋谷でアンケートをとると『カフェが混んでいる』『休憩する場所がない』という回答が上位にあがってくる。このニーズにお応えするべく、スターバックスのほか、シェアラウンジなどを用意し、この困りごとにシンプルに対応する。ただ、単純に既存のものを取り入れるのではなく、渋谷ならではの要素を付加していく」(カルチュア・コンビニエンス・クラブ 渋谷プロジェクトエグゼクティブプロデューサーの鎌田崇裕氏)と今回のプロジェクトのポイントを話す。
最後に挙げた、世界に発信するプロモーションの場については、屋外エントランスにLEDビジョンを2面、店舗内にも超大型モニターを設置。「単純に広告掲載ではなく、スクランブル交差点で信号待ちしているときにも見える、お店の中でも楽しんでいただき、外と中、双方向でお店を楽しんでいただけると考えている」(鎌田氏)と渋谷駅前という立地を最大限に生かす。
SHIBUYA TSUTAYAは地下2階、地上8階建て。リニューアル前と同様に2階に「スターバックス」を配置しているほか、1階には持ち帰り専用のスターバックスを構える。8階にはスタジオが設置される予定で、こちらのオープンは夏以降になる見込みだ。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ 代表取締役社長兼CEOの高(漢字ははしごだか)橋誉則氏は「SHIBUYA TSUTAYAは、24年の時を経て4月25日に生まれ変わる。私たちはTSUTAYAを通じて日本全国にコンテンツの素晴らしさをお届けし、たくさんのお客様に、好きに出会える場所を作った。CCCは知的資本カンパニーとして、新しい挑戦をこのSHIBUYA TSUTAYAから踏み出していきたい」と思いを話した。
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