IDCは、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセット市場に関する調査結果を発表した。2023年の出荷台数は前年に比べ23.5%減となった。ただし、2024年は前年比44.2%増と急回復し、出荷台数は970万台になると見込む。
2024年に市場が回復する理由として、IDCはマクロ経済の世界的な回復に加え、Appleの「Vision Pro」の発売や2024年中に登場予定のその他デバイスを挙げた。Vision Pro発売が大きく報道されて、ARやVRへの認知度が高まり、複合現実(MR)活用の増加も影響するという。
VRヘッドセットの出荷台数は、2028年に2470万台へ達し、5年間の平均成長率(CAGR)は29.2%と予想する。この成長は、ユーザー層が熱心なゲーマーから一般の消費者へと広がり、研修やデザインといった業務に活用する企業の事例が増えるためだとした。
ARヘッドセットの出荷台数は、2024年は100万台に満たないレベルだが、2028年に1090万台まで増えると予想する。この間のCAGRは87.1%。
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