TOTOは3月19日、リニューアルしたビジネスユーザー向け提案施設「TOTOテクニカルセンター東京」の内覧会を開催した。
本施設は、水回りのデザインや設計などを担当するビジネスユーザー向けに、最新情報の発信や提案を行う施設として1996年に開設。今回のリニューアルのテーマは「Fine&Flow」で、「自由かつ繊細な美しい水のふるまいと途切れのないシームレスな遷移」を表現したという。
リニューアルにおいては、ストーリー、インタラクティブ、ホスピタリティの3つのポイントを掲げてデザイン。持続的な社会の実現に向けたTOTOの取り組みを紹介したり、ユーザーに合わせた提案を臨機応変に組み合わせたり、共創の歴史を共有してこれからのリレーションシップを強化することを重視して設計した。
エントランスに位置するブランドウォールでは、大型タッチパネルモニターとタブレットコントローラーを使って用途ごとの事例検索や拡大表示ができ、ユーザーとコミュニケーションを行いながら、データベースにある約3000枚の画像を用いての提案が可能。ジェネレーティブアートのような手法を用いた、リアルタイムで変化するコンセプトムービーも投影する。
また技術展示コーナーでは、ウォシュレット、風や水滴を吸い込む吸引式のハンドドライヤーなど、TOTOの基幹技術を紹介。従来から設置している商業施設コーナーやオフィスコーナーでは、引き続きバリアフリートイレやジェンダーレストイレなどの展示を行うという。
TOTO 主席レストルームプランナーの松澤雪子氏によると、本施設では、水回りのトレンド紹介、コンセプトやレイアウトの提案、車椅子などを用いた空間検証、利用者調査などのニーズ把握などを行い、ユーザーとの共創を目指す。改修部分のオープンは、4月15日を予定しているという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス