マイクロソフト、「Copilot」無料版にも「GPT-4 Turbo」を搭載

Sabrina Ortiz (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2024年03月14日 11時20分

 「Microsoft Copilot」の無料版は、より高度な大規模言語モデル(LLM)や、脚注機能、インターネットへのアクセス機能といった、「ChatGPT」の無料版に備わっていない数多くの機能を搭載している。今回、「GPT-4」の高度なバージョンを搭載するというアップデートにより、ChatGPTとの違いをより明確にした。

Copilotの画面
提供:Sabrina Ortiz/ZDNET

 Microsoftの広告およびウェブサービスを統括するMikhail Parakhin氏は米国時間3月12日、Copilotの無料版に搭載していたGPT-4を「GPT-4 Turbo」に置き換えたと「X」(旧Twitter)に投稿した。「Copilot Pro」のユーザーは今まで通り、GPT-4とGPT-4 Turboを切り替えることができるという。

 これによって何が変わるのだろうか。

 OpenAIは2023年11月にGPT-4 Turboを発表した。GPT-4 Turboでは、応答を生成するために処理できるテキストの量を示すコンテキストウィンドウが、GPT-4の4倍となる12万8000に増えるとともに、2023年4月までの知識に対応できるようになっている。

 Microsoftはこれまで、GPT-4 Turboを月額20ドル(日本では3200円)のCopilot Proで提供してきた。今回のアップデートにより、ユーザーはOpenAIの最先端モデルを無料で試せるようになった。

 GPT-4 TurboをCopilotに導入する際に最も苦労した点は何かという質問に対し、Parakhin氏は、ユーザーエクスペリエンスが向上するか、最低でもGPT-4使用時と変わらないように、モデルをチューニングすることだったと答えた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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