「Copilot」の新機能「ノートブック」--最大1万8000字のプロンプトに対応

Sabrina Ortiz (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2024年02月29日 11時44分

 Microsoftの「Copilot」を活用している人であれば、新たに提供された「ノートブック」という機能に気付いているかもしれない。これはどのような機能であり、どのようにして使うのだろうか。

ノートブックの画面
提供:Sabrina Ortiz/ZDNET

 同社の検索および人工知能(AI)担当コーポレートバイスプレジデントであるJordi Ribas氏はX(旧Twitter)を通じ、ノートブックはCopilotに実装されていると認めた上で、これを「チャットダイアログなしにプロンプトを作成/改善/修正していくための新たなインターフェース」だと説明した。

 ノートブック機能には、Copilotのウェブページ左上に「Copilot」と表示されているメニューの隣からアクセスできる。「ノートブック」をクリックすると、同社の通常のチャットボットとは異なるレイアウトの画面が表示される。その画面には左右に並べられた2つのテキストボックスがあり、左側には「Copilotと共同作業するための詳細なプロンプトを作成します」という文が、そして右側には「Copilotによってここにコンテンツが表示されます」という文が表示されている。

 これまでと最も異なっている、そして非常に便利な点の1つとして、ノートブックの文字制限が1万8000字と、Copilotの文字制限である4000字から大きく増えていることが挙げられる。これによりユーザーは、より長い作文や論文、記事といった、従来よりも長いドキュメントの校正や要約にCopilotを利用できるようになる。

 Ribas氏の投稿にもあるように、プロンプトの編集を容易にするというのがノートブックの真の目的のようだ。Copilotではプロンプトに手を加える場合、その内容を修正しなければならず、そうすると全く新たな回答が生成され、以前の回答の文脈が失われてしまう。

 一方ノートブックでは、チャットダイアログをなくすことで、プロンプトの微調整がはるかに容易になっている。というのも、結果の応答後も左側のテキスト入力ボックスの中には以前のプロンプトがそのまま残っており、編集できるためだ。これにより、必要に応じてテキストを追加/削除して、過去のプロンプトに対する微調整を容易に実行できる。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]