「アイマス ミリオンライブ!」10thライブツアーAct-4で見た“39人が彩った10年間の集大成” - (page 3)

「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-4 MILLION THE@TER!!!!」DAY2出演者(※敬称略)

山崎はるか(春日未来役)、田所あずさ(最上静香役)、Machico(伊吹 翼役)、種田梨沙(田中琴葉役)、角元明日香(島原エレナ役)、大関英里(佐竹美奈子役)、藤井ゆきよ(所 恵美役)、諏訪彩花(徳川まつり役)、麻倉もも(箱崎星梨花役)、小笠原早紀(野々原 茜役)、夏川椎菜(望月杏奈役)、中村温姫(ロコ役)、伊藤美来(七尾百合子役)、駒形友梨(高山紗代子役)、村川梨衣(松田亜利沙役)、上田麗奈(高坂海美役)、原嶋あかり(中谷 育役)、小岩井ことり(天空橋朋花役)、郁原ゆう(エミリー スチュアート役)、雨宮 天(北沢志保役)、戸田めぐみ(舞浜 歩役)、田村奈央(木下ひなた役)、木戸衣吹(矢吹可奈役)、渡部優衣(横山奈緒役)、野村香菜子(二階堂千鶴役)、髙橋ミナミ(馬場このみ役)、稲川英里(大神 環役)、末柄里恵(豊川風花役)、桐谷蝶々(宮尾美也役)、浜崎奈々(福田のり子役)、阿部里果(真壁瑞希役)、近藤 唯(篠宮可憐役)、山口立花子(百瀬莉緒役)、斉藤佑圭(永吉 昴役)、平山笑美(北上麗花役)、渡部恵子(周防桃子役)、愛美(ジュリア役)、南 早紀(白石 紬役)、香里有佐(桜守歌織役)

 DAY2は、ついにフルメンバーが集結するということもあってか、前説を行う青葉美咲も、気合いが入りまくりな挨拶で、それに応えるプロデューサーさんの挨拶もひときわ大きな声に。開演を告げるブザー音とオープニングムービーの上映を経てライブがスタート。この日のオープニングナンバーは、DAY1のラストに引き続いて「Rat A Tat!!!」。DAY1からの繋がりを感じるとともに、夢の扉を叩いて開いたと思わせるような、壮観な光景がステージ上に広がっていた。

「Rat A Tat!!!」(DAY2)
「Rat A Tat!!!」(DAY2)

 歌い終わって山崎さんが挨拶。10thライブツアー千秋楽であるとともに、ミリオンスターズ39人が集合したことを改めて告知すると、もうこの段階で目を潤ませるメンバーの姿も。そして10年間の集大成として最高のライブにすることを誓うと、大歓声がわき上がっていた。

 ライブパートに突入し、まず歌われたのは「サウンド・オブ・ビギニング」(種田さん、中村さん、野村さん、桐谷さん、渡部恵子さん)。「MILLION THEATER SEASON FINAL」における「RisingLight」の選抜メンバー5人による楽曲で、ライブ初披露。ポップな曲調のなかで伸びやかに歌声を響かせ、始まりを飾るにふさわしいステージを披露していた。

「サウンド・オブ・ビギニング」(DAY2)
「サウンド・オブ・ビギニング」(DAY2)

 このDAY2公演ではフルメンバーが揃ったこともあってか、アニメ内で結成したユニット(チーム)の楽曲について、全てオリメンによる披露が実現した。その皮切りとなったのは、「MILLIONSTARS Team1st」の「Star Impression」(大関さん、夏川さん、小岩井さん、雨宮さん)。疾走感あふれる曲調と青色に染まるステージのなかで熱唱。Act-3では大関さんと小岩井さんの2人によるステージだったが、4人だからこその迫力と声の厚みも感じさせるもの。そして4人でのポーズも決まっていた。

「Star Impression」(DAY2)
「Star Impression」(DAY2)

 DAY1に続いてのソロ曲メドレーパートは、諏訪さんによる「フェスタ・イルミネーション」から。プロデューサーさんにマイクを向けてコールを呼びかけたりと、盛り上げに一役買うステージに。それに続いた角元さんによる「ファンタジスタ・カーニバル」では軽快なリズムにのせて、元気と楽しい気持ちになれる歌声を届けて、プロデューサーさんたちのテンションを高めていく。

 戸田さんは「ユニゾン☆ビート」を披露。内容を一部制限しての出演するという事前告知はあったが、ヘッドセットマイクでダンサブルなステージを展開。手を左右に振ったりコールで一体感を楽しむように歌っていた。香里さんによる「MUSIC JOURNEY」では、音楽や歌うことの楽しさを、抜群の歌唱力とライブのたびに増していく表現力をもって、世界中に届けるように歌っていた。

 アニメの「Team2nd」の楽曲「海風とカスタネット」(上田さん、浜崎さん、阿部さん、近藤さん、山口さん)が、ここで歌われる。Act-3でも3人(浜崎さん、阿部さん、山口さん)で披露していたが、よりにぎやかなステージに。フォーメーションダンスにカスタネットを叩くような振り付けなどを交えつつ躍動しながら、常夏気分が味わえるものとなっていた。

「海風とカスタネット」(DAY2)
「海風とカスタネット」(DAY2)

 続いて「Team3rd」の「オレンジノキオク」(種田さん、藤井さん、伊藤さん、稲川さん)はライブ初披露。夕暮れをイメージさせる楽曲でオレンジのコンサートライトが広がるなか、切ない気持ちを穏やかな表情とともに優しい歌声にのせて伝えていた。

「オレンジノキオク」(DAY2)
「オレンジノキオク」(DAY2)

 そして、ユニット「ストロベリーポップムーン」による「ABSOLUTE RUN!!!」(山崎さん、田所さん、Machicoさん)に。ミリオンスターズの中心的な存在である3人がユニット衣装をまとい、3色のパステルカラーに彩られたステージで爽快感にあふれる曲を元気に歌う。2番の冒頭では、田所さんとMachicoさんがカメラに語りかけるように歌う演出もあり、歓声があがっていた。

「ABSOLUTE RUN!!!」(DAY2)
「ABSOLUTE RUN!!!」(DAY2)

 MCパートではDAY1と同様に披露された楽曲を振り返るなか、戸田さんのときには、ナンバリングライブとしては、2019年9月開催の6thライブツアー追加公演以来の出演ということもあってか、場内から「おかえりー!」という声が飛び交う一幕も。「ユニゾン☆ビート」も2ndライブ以来の披露であったり、ミリシタのMVと同じ振り付けで挑んだことなど、このステージにかけた思いを語り、大きな拍手に包まれていた。またTeam1stから3rdまでのメンバーも登壇していたなか、口をそろえるようにオリメン全員がそろって披露できたことの喜びをあらわにしていた。

MCパート(DAY2)
MCパート(DAY2)

 「Team4th」の「catch my feeling」(中村さん、村川さん、渡部優衣さん、野村さん、髙橋さん、渡部恵子さん)で、ライブは再開。オシャレで大人の雰囲気漂うような楽曲で、スクリーンに映し出された夜の高層ビル群を背景に、Act-3では不在だった村川さんも加わり、アイドルが持つ個性や特徴的な歌声を伝えるように披露していた。

「catch my feeling」(DAY2)
「catch my feeling」(DAY2)

 続いての「Team5th」による「バトンタッチ」(麻倉さん、小笠原さん、駒形さん、原嶋さん、桐谷さん)では、Act-3で不在だった麻倉さんも参加。間奏での“バトンタッチ”をするような振り付けも交えながら歌声を響かせ、より“仲間”や“繋がり”を感じさせるものとなり、心が暖かくなるステージになっていた。

「バトンタッチ」(DAY2)
「バトンタッチ」(DAY2)

 ここでのソロ曲パートは、上田さんによる「恋愛ロードランナー」から。気合いの入った煽りから、心の底から楽しんでいることが伝わる笑顔全開かつ、会場中の隅々まで響き渡るような歌声でロックソングを熱唱。最後の「大好き!」も心に響くものに。これに続いた斉藤さんによる「パーフェクトゲーム」は、スタンドマイクを前にしてのパフォーマンス。歌声も、マイクを握る姿も、拳を突き上げながら歌うような姿もカッコよさが全開で、昴が持つ魅力を存分に表現していた。

 藤井さんは「フローズン・ワード」を披露。疾走感あふれるなかでも切なさを感じさせる楽曲で、これまでも感情を前面に押し出すように熱唱する姿で魅了し続けてきたなかで、この日は特に強く気持ちを込めていることが伝わる歌声と表情となっていた。そして種田さんは、「Sing a Wing Song」をライブ初披露。アップテンポかつさわやかさを感じさせる曲調のなか、穏やかな表情と寄り添うような感覚になれる歌声で応援する気持ちを届けて、勇気づけられるようなステージとなっていた。

 ユニット「4 Luxury」による「花ざかりWeekend✿」が、ここで披露。ミリオンライブ!におけるキラーチューンのひとつとして、週末を彩り続けた楽曲の登場に大盛り上がり。ユニット衣装をまとった4人が、往年のディスコ風ナンバーにのせてパフォーマンス。それぞれが抜群の歌唱力をもって華やかに歌うなか、言葉としても定着した“ぴらみ砲”こと、平山さんによるハイトーンボイスも、さらなるアレンジが加わってKアリーナ横浜で炸裂。プロデューサーさんも酔いしれていた。

「花ざかりWeekend✿」(DAY2)
「花ざかりWeekend✿」(DAY2)

 MCパートでは、Team4thとTeam5thもオリメンそろって歌えたことの喜びを語っていたのをはじめ、上田さんはハートがちりばめられたこだわりの衣装について触れたり、藤井さんや種田さんは、それぞれソロ曲を振り返るトークをするだけでエモーショナルな気持ちになっていることが伝わるものに。また「ABSOLUTE RUN!!!」のカメラに語りかける演出は、直前に決まったことも明かしていた。

MCパート(DAY2)
MCパート(DAY2)

 ライブが再開され、「Team6th」による「Unknown Boxの開き方」(角元さん、諏訪さん、郁原さん、田村さん、斉藤さん)が、ライブ初披露。ミュージカル調で舞踏会がイメージできる楽曲で、アイドルの“プリンセス感”が醸し出されたステージが展開。“永遠の絆”を示すような、小指に結ばれたイメージカラーのリボンも目を引いていた。

 ソロ曲パートとなり、まずは阿部さんによる「...In The Name Of。 ...LOVE?」。セリフとともに紡がれる楽曲の世界観を、表情と伸びやかに響く歌声で伝えていく。近藤さんは「教えてlast note…」を披露。切なげな表情から一歩踏み出す気持ちを示すような強く響く歌声で魅了するものとなっていた。

 ここからは個性を表すラブソングが続く。桐谷さんによる「初恋バタフライ」では、レトロ感もあるフラメンコがイメージされる大人びた曲調と、美也としての優しい歌声が切なさを誘うものに。続いた野村さんによる「恋心マスカレード」は、情熱を感じさせる曲調とまっすぐに響く歌声で、乙女心を表現。髙橋さんによる「dear...」では、ポップな曲調にのせて描かれる大人の女性が抱く恋心を、高い歌唱力と美しい歌声で伝えていた。

 ユニットパートに戻り、「Team7th」による「トワラー」(戸田さん、木戸さん、平山さん、愛美さん)が披露。愛美さんによるアコースティックギター演奏にのせて贈るバラードソングで、それぞれが個性的な、それでいて優しい気持ちになれる歌声を響かせ、最後は愛美さんのもとに集まって、客席に向かって手を振る光景も印象的なものに。

「トワラー」(DAY2)
「トワラー」(DAY2)

 ユニット「FleurS」(※読み方は「フルール」)による「わたしは花、あなたは太陽」が、ライブ初披露。コミック「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! THEATER DAYS Brand New Song」発のユニットかつ楽曲となっている。“花”を意味するユニット名のように、はかなさや美しさ、そしてサビから咲き誇るような力強さを感じさせるステージで、間奏でFleurSの気持ちを込めた口上とともに、手を掲げるポーズもグッとくるところだった。

「わたしは花、あなたは太陽」(DAY2)
「わたしは花、あなたは太陽」(DAY2)

 MCパートでは、Team6thが付けていた小指のリボンは、斉藤さんの発案によるものと明かしたのをはじめ、阿部さんは着用している衣装について、通常は見えない裏地にもハートマークがあしらわれていることを説明し、愛を感じる衣装であることをアピール。またFleurSについては、たくさんの人たちの前で披露することを目標にしていたこともあり、夢がかなったことの喜びを語っていた。

MCパート(DAY2)
MCパート(DAY2)

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