ブイキューブとテレキューブは1月31日、全天候型で屋外設置が可能な全天候型可動式個室ブース「テレキャビン」の提供を4月より開始すると発表した。2027年までに、1000台の販売を目指す。
これまでの個室ブース「テレキューブ」では、企業の会議室代替、オフィスでのWeb会議ブース、ビルのエントランスや駅構内でのワークスペースとして、屋内を中心に設置されてきた。
現在は、設置台数の増加に伴い、雨風を受けるような屋外や半屋外などへの設置ニーズが高まっており、これらの課題を解消するため、2023年1月より製品の開発とフィールドテストを実施してきたという。
今回発売する「テレキャビン」は、風圧を受け流す変形18角形のデザイン設計を採用。また、軽量・耐久性に優れた製品に仕上げるため、主に98%空気である発泡スチロール(EPS)を素材に採用した。
外壁については、ポリウレア塗装などで仕上げ、雨風の影響を受けるような場所でも設置が可能だという。
室内の広さは2.85平方メートル。室内照明には、LEDを利用した間接照明を搭載。さらに、専用エアコン(キューブリーズ)を搭載する。
本体サイズは、幅1570×奥行き1813mm×高さ2433mm(ひさしを含む)。総重量は、170kg。
両社では、大型商業施設をはじめ、ロードサイドにある駐車場併設のコンビニエンスストア、コインランドリー、貸し駐車場、ゴルフ場、駅のホーム、高架下、アミューズメントパーク、キャンプ場などでの設置を想定する。
なお、製品販売に先駆け、2023年12月30日より、愛知県安城市のファミリーマート(安城東栄町店)の敷地内に設置しているという。
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