キヤノンマーケティングジャパンは1月29日、専門組織「R&B(Research & Business Development)」を立ち上げ、100億円規模のCVCファンドを設立したと発表した。スタートアップ企業や教育機関、行政との共創により、新たな価値創造に取り組む。
R&Bでは、社会課題を起点に、キヤノン製品事業とITソリューション事業を中心とする既存事業の延長線上ではない、新しい領域の探索に取り組んでいくとのこと。「Research」機能では、スタートアップ企業との協業や教育機関、行政との連携など、多くのステークホルダーとの取り組みを通じてオープンイノベーションのネットワークを構築し、新たな事業のもととなる技術やアイデアを探索。「Business Development」機能では、キヤノンMJグループが培ってきた「イメージングとITの技術力」「顧客基盤」「人材力」などのアセットとともに、オープンイノベーションのネットワークを活用し、ビジネスを創造していく。
CVCファンドは「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」とし、最先端の技術やビジネスアイデアを持つスタートアップ企業とのオープンイノベーションの加速を目的に設立。「Well Being(ウェルビーイング)」と「Business Transformation(ビジネストランスフォーメーション)」の2分野を投資領域と定める。
運用期間は1月29日からの10年間を予定。アーリー・ミドルを中心とした国内外の全ステージのスタートアップ企業を対象にしており、ファンド規模は100億円。グローバル・ブレインが運用する。
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