NTT東西、「フレッツ 光ライト」の終了に向けた移行措置を発表--自動移行や料金変更も

 NTT東日本とNTT西日本は1月19日、従量課金型のインターネットサービス「フレッツ 光ライト」の終了に向けた移行措置を発表した。

 2025年3月31日、NTT東日本はフレッツ 光ライトと「フレッツ 光ライトプラス」、NTT西日本はフレッツ 光ライトの提供を終了する。今回発表した提供終了に伴う移行措置によると、フレッツ 光ライトなど専用の関連設備の維持限界が見込まれることから、2024年4月1日から2025年3月31日の期間において、インターネットを利用した場合であっても従量料金を請求せず、基本料金のみを請求するという。

 また、2025年3月31日時点で解約もしくは、両社が提供する他の光サービスへの移行工事が完了していない回線を対象に、2025年4月1日から「フレッツ 光ネクスト」への自動移行を実施する。

 利用者の手続きは不要だが、インターネットサービスプロバイダーの手続きは利用者が行う必要がある。移行において工事は発生せず、移行工事費も不要。また、自動移行後は月額利用料が変更となり、毎月の支払額が上がるため、支払額の上昇を抑えるべく2025年4月1日から2025年9月30日の期間において、月額利用料を割引して提供するとしている。

移行前後のサービスタイプおよび月額利用料(NTT東日本) 移行前後のサービスタイプおよび月額利用料(NTT東日本)
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移行前後のサービスタイプおよび月額利用料(NTT西日本) 移行前後のサービスタイプおよび月額利用料(NTT西日本)
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 なお、NTT東日本では、インターネットの利用がないひかり電話やフレッツ・テレビなどの利用者に対し、「ひかり電話ネクスト」への移行を推奨。さらに、インターネット、ひかり電話、フレッツ・テレビなどの利用の予定がない場合は、解約をすすめている。

 フレッツ 光ライトなどから自動移行したフレッツ 光ネクストから、ひかり電話ネクストや「フレッツ 光クロス」、フレッツ 光ネクストへ変更する場合は、工事費が無料となる。ただし、ひかり電話ネクストなどへの移行を希望する場合は、電話での申し込み手続きと2025年3月31日までに工事を完了させる必要がある。

 NTT西日本では、さらに2025年10月1日以降、順次「フレッツ 光ネクスト ファミリー/マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼」へと自動移行するという。

 今回のフレッツ 光ライトからの自動移行を希望せず、フレッツ 光ライトと合わせて「光ライト割」「フレッツ・あっと割引」を解約する場合、2024年2月1日から2025年3月31日までの期間は、解約金を請求しない。

 また、自動移行は希望しないがインターネットサービスを継続して利用したい場合は、「NTT西日本が提供する後継サービス」や「光コラボレーションモデル」の各サービスへの移行の手続きに加え、2025年3月31日までに工事を完了させる必要がある。その際、後継サービスへの移行および、自動移行後の「フレッツ 光ネクスト ファミリー/マンションタイプ」からその他サービスへの移行では、移行工事費割引を提供していくとしている。

ニュースリリース(NTT東日本)
ニュースリリース(NTT西日本)

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