「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」は、米国で血中酸素濃度の測定機能を搭載せずに販売されることになった。Appleによると、医療技術企業Masimoとの特許紛争が続く中、この対応によって法令を順守しながら両製品を販売できるという。
Appleは米国時間1月17日、この機能を搭載していないバージョンの両製品を18日からウェブサイトと直営店で販売することを明らかにした。これらのバージョンでは血中酸素測定機能が表示されるが、それをタップすると、機能が利用できなくなったというメッセージが表示される。
すでに同機能を搭載したモデルを持っているユーザーは影響を受けない。また、Appleは米国外では同機能を搭載したモデルを引き続き販売できる。
Appleの発表は、連邦控訴裁判所が17日、この機能がMasimoとの特許紛争の対象となっている間、同社は血中酸素センサーを搭載したApple Watchの販売を継続できないと判断したことを受けたもの。2023年1月、米裁判所はAppleの血中酸素濃度測定システムがMasimoの特許を侵害しているとの判決を下し、米国際貿易委員会(ITC)は同10月、両製品の輸入を禁止する命令を採択した。
Appleは17日遅くに、「Appleの控訴は現在も継続中であり、われわれは米連邦巡回控訴裁判所がITCの決定を覆すべきだと考えている。ITCの決定とその結果出された命令に強く反対する」との声明を出した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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