楽天証券は1月11日、デロイト トーマツ コンサルティングの支援を受け、アバターと会話ができる「投資相談AIアバター」を開発したと発表した。
1月14日に開催する「楽天証券 新春講演会2024」で新たなAI体験として提供しつつ、今後の正式提供を目指す。
投資相談AIアバターは、投資に関する疑問などの音声による質問に、聞き耳を立てるしぐさや音声とアバターの口の動きを合わせる人間らしい反応を示しつつ、日本語の合成音声で適切な回答を発話できる。質問した顧客とアバターが、会話型の相互コミュニケーションができるという。
楽天証券が提供する生成AIチャットサービス「投資AIアシスタント(ベータ版+プラス)」と、アバターサービス開発ツール「NVIDIA ACE」を活用したデロイト トーマツ コンサルティングのカスタマーサービス向け「Quartz Frontline AI powered by NVIDIA」を連携させて開発。NVIDIA ACEを活用した、会話型の相互コミュニケーションが可能な個人向けAIアバターサービスの開発は、日本で初めてになるとしている。
楽天証券は2023年7月19日から、業界で初めて生成AIを活用した顧客向けサービス「投資AIアシスタント(ベータ版+プラス)」の試験運用を開始。
また、生成AIなどの最先端技術を証券ビジネスに活用することを研究・開発していくことを目的として2023年8月、楽天証券AI・データ&ヒューマンラボを新設。今回開発した投資相談AIアバターも、同ラボの取り組みの一環としている。
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