楽天グループは7月4日、連結子会社の楽天証券ホールディングスが東京証券取引所に新規上場を申請したと発表した。
株式上場により、多様なステークホルダーを尊重しつつ、より自律的な経営視点を持った成長戦略の遂行が見込める。また、独自の資金調達を含めたさまざまな成長、財務戦略の検討が可能になるという。
楽天グループは、同グループが変化の激しいインターネット業界で今後も持続的に成長するため、各事業を取り巻く環境を踏まえて事業ごとの資本効率をさらに向上させることと、迅速に意思決定できる体制を構築してグループの競争力と機動力を上げることを重要視。
先進的なテクノロジーを通じたサービスの一層の充実、各事業の価値向上による「楽天エコシステム」の拡大と自律的加速が、同グループの企業価値最大化につながると捉え、2022年5月に楽天証券HDの株式上場準備を開始していた。
また、楽天証券HDはフィンテック事業を展開するために特に重要で、上場後も連結子会社であることは前提になるとしている。
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