「24年はマイナカードのスマホ搭載をさらに前進」と河野氏--スマホが保険証や免許証になる未来近づく

 デジタル大臣を務める河野太郎氏は12月26日の会見で、「2024年はマイナンバーカードのスマホ搭載を更に進める」と述べた。

デジタル大臣を務める河野太郎氏
デジタル大臣を務める河野太郎氏

 マイナンバーカードのスマホ搭載とは、マイナンバーカードの電子証明書機能をスマートフォンで利用できるようにするサービスだ。2023年5月11日よりAndroid OS向けに提供が開始された。

 現時点では、物理カードがなくてもAndroidスマートフォン単体でマイナポータルにログインできるほか、各種民間サービスの申込み時にも利用できる。さらに12月20日には「住民票の写し」をはじめとする各種証明書の「コンビニ交付サービス」についても、東京都内のファミリーマート、ローソン店舗で順次Androidスマートフォンだけで利用できるようになった。

 今後については、2024年1月22日に前述のコンビニ交付サービスの対象店舗が全国に拡大するほか、5月にはスマートフォンを健康保険証として使えるようになる。

 また、政府は2024年度末までに運転免許証とマイナンバーカードの一体化を目指しているが、一体化後、スマートフォンを運転免許証として極力早期に使えるようにする方針も示している。

iPhoneへの対応は?

 現時点でマイナンバーカードのスマートフォンへの搭載はAndroidスマートフォンに限られている。

 なお、会見に先立つ12月20日に河野氏はX(旧Twitter)への投稿で、iPhoneへのマイナンバーカード搭載時期について「もうちょっと待ってね」と投稿していた。


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 一方、会見での河野氏は、iPhoneへの対応時期について「発表できるようになったらしっかりとお伝えしたい」と述べた。

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