Googleは7月、大規模言語モデル(LLM)を中核に据えたノート作成ツール「NotebookLM」を発表した。ノート作成に関するさまざまなニーズに対応するパーソナライズされた人工知能(AI)コラボレーターとして機能するものだ。Googleは今回、同社の最も高度なLLMへのアップグレードなど、多数の新機能を追加してNotebookLMを拡充した。
Googleは米国時間12月8日、NotebookLMで「Gemini Pro」を採用すると発表した。「Gemini」は、先週発表されたばかりの同社で最も高度なLLMだ。
Geminiは、さまざまなタスクに適応するように「Ultra」「Pro」「Nano」の3つのサイズで用意されている。Googleによると、Gemini Proは幅広いタスクに適応させるのに最良のモデルだという。
同社はLLMのアップグレードに加えて、初期テスターらのフィードバックに基づく多数の新機能を追加して、NotebookLMを最適化している。代表的な新機能としては、新しいメモ用スペース、アクションの提案、さまざまな執筆プロジェクト向けのフォーマットがある。
新しいメモ用スペースには、出典元からの抜粋や自分で書いたメモのほか、NotebookLMでの興味深いやり取りを保存できる。
アクションの提案は、ユーザーが現在実行中の作業に基づいてアクションを動的に提案する機能だ。Googleによると、例えばユーザーが出典元を読みながら文章を選択すると、NotebookLMは自動的に、そのテキストの要約を提案するという。
新しいフォーマットは、ユーザーのノートを構造化された文書に変換できるというもの。複数のノートを選択して、何か新しいものを作成するように指示するだけで、 NotebookLMは自動的に、「スタディガイドの作成」や「概要の作成」といったフォーマットを提案する。
Googleは同日、NotebookLMを米国で18歳以上を対象に提供開始したことも明らかにした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス