「macOS Sonoma 14.1.1」公開、最新機種にインストールできない問題を修正か

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2023年11月09日 12時11分

 「M3」チップを搭載した新型の「MacBook Pro」や「iMac」を早々と購入した人は、開封したAppleの最新ハードウェアに搭載されている「macOS」が、最新版ではない古いバージョンだったことに驚いたはずだ。

MacBook Pro
提供:Jason Hiner/ZDNET

 Appleは10月に「macOS Sonoma」をリリースしているが、最新のM3チップを搭載したMacBookなどのマシンは、顧客のもとに届けられた時点では、「macOS Ventura 13.5」が搭載されていた。これは7月にリリースされたOSだ。

 さらに悪いことに、いち早く最新機種を手に入れたアーリーアダプターの人たちの間では、自分の手元にあるハードウェアを最新のmacOS Sonomaにアップグレードできないという問題も発生していた。

 しかし、Appleが米国時間11月7日にリリースした「macOS Ventura 13.6.2」「macOS Sonoma 14.1.1」により、こうした最新型Macも最新のOSにアップグレードできるようになったとみられる。

 Ventura 13.5が搭載された新しいM3「Mac」を持っているなら、できるだけ早くOSをアップデートすることを強くお勧めする。そのためには、「システム設定」アプリを起動し、「一般」から「ソフトウェアアップデート」を選択すればいい。

 それにしても、最新版のはずのMacはなぜ、セキュリティバグの多い古いmacOSを搭載した状態で出荷されているのだろうか。

 一説によると、Appleは当初、2023年のもっと早い時期にM3搭載の14インチMacBook Pro24インチiMacをリリースする計画だったが、何らかの原因でリリースが遅れたという。そのため、7月に製造されたこれらのMacは、Ventura 13.5がインストールされた状態で梱包され、今まで保管されていたというわけだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]