「M3」チップを搭載した新型の「MacBook Pro」や「iMac」を早々と購入した人は、開封したAppleの最新ハードウェアに搭載されている「macOS」が、最新版ではない古いバージョンだったことに驚いたはずだ。
Appleは10月に「macOS Sonoma」をリリースしているが、最新のM3チップを搭載したMacBookなどのマシンは、顧客のもとに届けられた時点では、「macOS Ventura 13.5」が搭載されていた。これは7月にリリースされたOSだ。
さらに悪いことに、いち早く最新機種を手に入れたアーリーアダプターの人たちの間では、自分の手元にあるハードウェアを最新のmacOS Sonomaにアップグレードできないという問題も発生していた。
しかし、Appleが米国時間11月7日にリリースした「macOS Ventura 13.6.2」「macOS Sonoma 14.1.1」により、こうした最新型Macも最新のOSにアップグレードできるようになったとみられる。
Ventura 13.5が搭載された新しいM3「Mac」を持っているなら、できるだけ早くOSをアップデートすることを強くお勧めする。そのためには、「システム設定」アプリを起動し、「一般」から「ソフトウェアアップデート」を選択すればいい。
それにしても、最新版のはずのMacはなぜ、セキュリティバグの多い古いmacOSを搭載した状態で出荷されているのだろうか。
一説によると、Appleは当初、2023年のもっと早い時期にM3搭載の14インチMacBook Proと24インチiMacをリリースする計画だったが、何らかの原因でリリースが遅れたという。そのため、7月に製造されたこれらのMacは、Ventura 13.5がインストールされた状態で梱包され、今まで保管されていたというわけだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス