飲食店への電話予約、AI自動応対で業務負荷低減--IVRyとリクルートが実証実験

 電話AI SaaS「IVRy」を提供するIVRyは11月7日、リクルートと共同でAIによる電話予約自動化の実証実験を開始すると発表した。

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 今回の取り組みでは、同社の「AI電話システム」とリクルートの予約台帳アプリ「レストランボード」を活用。多忙で出られない電話や営業時間外の電話など、飲食店における現場オペレーションの効率化、予約取りこぼし防止を目的として実施する。

 飲食業界の「人手不足」は深刻化しており、採用難に苦しむ事業者が増加。さらには、原材料の高騰や円安の影響もあり、各種コストが上昇し、少ない人手でのサービス品質維持は難しい課題となっているという。

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 そこで今回、人間と同等レベルの対応を行うGPT4などのLLMを利用した音声対話AIを搭載する「AI電話システム」と、飲食店の予約、空席状況、顧客情報を一元管理できる予約台帳アプリ「レストランボード」を連携。実証実験を開始することになった。

 この取り組みにより、電話予約を24時間受付可能となり、予約台帳アプリと連携するため、即時の予約確定処理が可能となる。

 また、AI技術による自然な発話での応対が可能で、例えば「明日の19時に2人で」といった問い合わせを認識できるという。

 なお、同構想の実現に向け、先んじて「レストランボード」を利用する10店舗に同システムを導入。実験結果を経たうえで本導入に向けた取り組みを推進するという。

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