「Android 14」のリリース直後に、一部の「Pixel」ユーザーは、自分の端末に不運ともいうべきバグが発生していることに気づいた。この問題は、複数のユーザーを登録した端末で、プライマリーユーザーがメディアストレージにアクセスできなくなるというものだ。さらに一部のユーザーには、「Factory Data Reset」(出荷時データにリセット)のメッセージが表示される問題も発生している。
このメッセージに従ってリセットすると、バックアップされていないデータは永久に失われる。さらに悪いことに、このメッセージを却下すると、「Pixel Is Starting」(Pixelは起動中)のメッセージが表示されて、端末は再起動を繰り返す可能性がある。
複数のユーザーを登録する機能(「設定」>「システム」>「複数ユーザー」で設定可能)を利用していない場合、このバグの影響を受ける可能性は低いとみられる。
幸い、Googleは、この問題を修正するOTA(Over The Air)アップデートをリリースする準備を進めている。このアップデートは、来週末までに提供が始まる見込みだ。「設定」>「システム」>「システムアップデート」でアップデートをこまめにチェックして、提供され次第、適用することが重要だ。
それまでの間にとれる対策として、Googleは工場出荷状態へのリセット(これによりデバイスのストレージがクリアされるため要注意)か、24時間以内にテスト版のアップデートを受け取るためのフォームに記入することを勧めている。テストアップデートには1~2時間かかる見込みだ。これらの対策を試したい場合は、Pixelのサポートサイトで支援を受けられる。
この問題に関するGoogleの説明この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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