外出先でメガネを忘れたことに気づくことがよくある。老眼の身にとっては深刻な問題だ。そんな時にスマートフォンで何かを読まなければならなくなったらもう大変だ。スマートフォンを持った手をいくら伸ばしても、文字はぼやけたまま。腕の長さにも限界はある。
マルチタッチジェスチャーを使って小さい文字を拡大し、事なきを得たこともあるが、この作戦がいつでも成功するとは限らない。幸い、「Android 14」にはこの問題を簡単に解決してくれる機能が追加された。
Android 14では、通知シェードの「クイック設定タイル」に、フォントサイズを必要に応じて大きくしたり、元に戻したりできる新しいタイルが追加された。
Android 14を搭載したスマートフォンに、新しいフォント調整機能を追加し、使用する方法を紹介する。
必要なものはAndroid 14を搭載したスマートフォンだけだ。今のところ、Android 14はGoogle製スマートフォン「Pixel」シリーズ向けにしかリリースされておらず、他の端末への展開時期は未定だ。
そのため、当面(他社のスマートフォンにもAndroid 14が配信されるまで)はPixelユーザーだけがこの機能を利用できる。その点をふまえた上で、新機能の追加方法を紹介しよう。
Androidスマートフォンにログインしたら、通知シェードを2回、下方向にスワイプする。クイックタイルセクションの右下にある鉛筆アイコンをタップし、クイックタイルの編集画面を開く。
さまざまなクイックタイルをスクロールしながら下方向に移動し、「フォントサイズ」と書かれたタイルを見つける。見つかったら、そのタイルをタップし、そのまま上に引っ張って、設定済みのクイックタイルが並んだエリアまで引き上げる。
それができたら、クイックタイルを好みの順番に並べ替える。フォントサイズを頻繁に変更したい場合は、通知シェードのクイックタイルの最初のページにフォントサイズタイルが表示されるようにするといいだろう。
フォントサイズタイルを好みの場所に配置したら、通知シェードの左上の隅にある左向きの矢印をタップし、編集画面を閉じる。
これでフォントサイズを素早く変更するためのクイックタイルを追加できた。次は、使い方を紹介しよう。
通知シェードを2回、下方向にスワイプすると、クイックタイルが表示される。フォントサイズタイルが最初のページに配置されていない場合は、見つかるまで左にスワイプする。
フォントサイズタイルをタップし、表示されたポップアップ上でフォントサイズを適宜変更する。フォントを大きくしたい場合は「+」を、小さくしたい場合は「-」をタップする。希望の大きさに変更できたら「完了」をタップする。
設定は以上だ。これで老眼の持ち主でもスマートフォンの文字を読むのが格段に楽になる。メガネを家に忘れてきても、大切な人からのリマインドメールを見逃さず、頼まれた買い物をすべてこなして帰宅できるだろう。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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