GDBLとR65、不動産と電力データを利用した「単身高齢者向けの見守りサービス」の実証実験

 R65は11月1日、GDBLとともに、東京電力・中部電力・関西電力エリアの高齢者を対象に、電力データを利用した「単身高齢者向けの見守りサービス」の実証実験を実施すると発表した。


 R65は、65歳からの部屋探しを専門で支援する不動産会社。一方のGDBLは、東京電力・中部電力・関西電力、およびNTTデータの出資により、2022年4月に設立し、個人ユーザー向け脱炭素化支援アプリ「ZeroCa」など、電力データを活用した各種サービスを提供している。

 今回の単身高齢者向けの見守りサービスは、スマートメーターから取得される30分単位の電力使用量データを分析し、居住者の日常の様子を見守るというもの。各世帯の電力データを常時モニタリングし、通常の動きと異なるデータを検知した際には、24時間から48時間以内に、本人や家族に安否確認の連絡を行う仕組みだ。


 なお、本サービスは、一般送配電事業者からの電力データを活用しているため、どの電気事業者との契約であっても利用が可能。電気事業者の契約変更や切り替えをすることなく、サービスの申込をするだけで利用できる。

 実証実験では、12月から2024年3月までの期間、東京電力・中部電力・関西電力エリアに住む最大400名(予定数に達した時点で締切)の高齢者を対象に、無料で見守りサービスを行う。

 R65は、今回の見守りサービスの提供により、「孤独死による事故物件化」を防ぎ、年齢に関係なく好きな住まいを選択できる社会を目指すとしている。


プレスリリース

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