「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」開幕へ--進化したモーターショー、モビリティの総合展に

 日本自動車工業会は10月26日から11月5日まで、東京ビッグサイトで「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」を開催する。

 2019年まで隔年で開催していた「東京モーターショー」の後継イベントとなり、10月25、26日がプレスデー、27日が限定2万枚のプレビューデーという位置づけ。一般公開は10月28日からで、当日の入場料は3000円。詳細はウェブサイトから確認できる。

「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」が開催される東京ビッグサイト
「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」が開催される東京ビッグサイト
  1. 「モーターショー」は「モビリティショー」へ--対象は自動車からモビリティ全般に
  2. 4つのシーンで未来の東京を体感する「Tokyo Future Tour」
  3. スタートアップにエンタメ--小池都知事、人気アーティストなども登場

「モーターショー」は「モビリティショー」へ--対象は自動車からモビリティ全般に

 従来のモーターショーは、自動車に主眼を置いたイベントだった。今回からは、対象をモビリティ全般に拡大している。MOBILITY SHOW 2023は、FUTURE、GREEN、DREAMの3つのキーワードを軸に据えるとともに、「みんなで一緒に未来を考える場」がショーコンセプト。出展・参加企業は475社を突破し、過去最高の出展企業数となる見込みだ。モビリティ産業や他産業、スタートアップが集結して業界の枠を超え、「大企業が一方的に見せる未来」ではなく、「顧客と双方向で未来を考える場」を目指すという。

 東展示棟の1~6ホール、西展示棟の3、4ホールは、従来のモーターショーに近いエリアだ。東ではトヨタ自動車やレクサス、日産、ホンダSUBARU、マツダ、BYD、カワサキなどが出展。西では部品・機械器具の関連企業が出展する。また、東展示棟の7、8ホールは、「次世代モビリティ関連モータースポーツエリア」「キャンピングカーエリア」とゾーニング。東ホール外では、ASV(先進安全自動車)やZEV(Zero Emission Vehicle)の試乗会、レース車両のデモランなどを実施する。

「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」会場マップ
「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」会場マップ
トヨタが発表したEVスポーツコンセプトモデル「FT-Se」
トヨタが発表したEVスポーツコンセプトモデル「FT-Se」
EVスポーツコンセプトカー「ニッサン ハイパーフォース」を発表する日産自動社 社長兼最高経営責任者 内田誠氏
EVスポーツコンセプトカー「ニッサン ハイパーフォース」を発表する日産自動社 社長兼最高経営責任者 内田誠氏
ホンダが発表した「PRELUDE Concept」(プレリュードコンセプト)
ホンダが発表した「PRELUDE Concept」(プレリュードコンセプト)
日本で一般初公開となったソニー・ホンダのEV「アフィーラ」
日本で一般初公開となったソニー・ホンダのEV「アフィーラ」
スバルはエアモビリティとして「SUBARU AIR MOBILITY Concept」を発表
スバルはエアモビリティとして「SUBARU AIR MOBILITY Concept」を発表
マツダのコンセプトカー「MAZDA ICONIC SP」
マツダのコンセプトカー「MAZDA ICONIC SP」
日本発売車種第3弾として投入予定のスポーツセダン「BYD SEAL」を発表するBYD Auto Japan 代表取締役社長 東福寺厚樹氏
日本発売車種第3弾として投入予定のスポーツセダン「BYD SEAL」を発表するBYD Auto Japan 代表取締役社長 東福寺厚樹氏
チューリングは、東7ホール「次世代モビリティ関連モータースポーツエリア」に完全自動運転車へのマイルストーンとして製作したコンセプトカー「Turing Machine Alpha」(チューリングマシン アルファ)を展示
チューリングは、東7ホール「次世代モビリティ関連モータースポーツエリア」に完全自動運転車へのマイルストーンとして製作したコンセプトカー「Turing Machine Alpha」(チューリングマシン アルファ)を展示

4つのシーンで未来の東京を体感する「Tokyo Future Tour」

 西展示棟1、2ホールと南展示棟は、モーターショー時代から大きく変わったエリアとなった。「Tokyo Future Tour」「Startup Future Factory」「Japan Future Session」「H2 Energy Festivala in JMS 2023」といった主催者プログラムを実施予定だ。

 Tokyo Future Tourエリアは、LIFE・EMERGENCY・PLAY・FOODの4つのシーンで未来の東京を体感できるコンテンツ。それぞれの分野で、モビリティがどう関わるかを知ることができる。EMERGENCYの分野では、映画「ゴジラ-1.0」ともコラボした展示内容となる。

「Tokyo Future Tour」エリアの入口では、まずは大画面による映像で、未来の東京を体感。ゴジラも襲来する
「Tokyo Future Tour」エリアの入口では、まずは大画面による映像で、未来の東京を体感。ゴジラも襲来する
こちらはモビリティと自然や生活が調和シーンを体感できる「Life」ゾーン
こちらはモビリティと自然や生活が調和シーンを体感できる「Life」ゾーン
災害発生時に活躍するモビリティを体験できる「Emergency」ゾーン。ゴジラに襲われた街も想定する
災害発生時に活躍するモビリティを体験できる「Emergency」ゾーン。ゴジラに襲われた街も想定する
モビリティによる食体験のゾーン「Food」
モビリティによる食体験のゾーン「Food」

スタートアップにエンタメ--小池都知事、人気アーティストなども登場

 Startup Future Factoryエリアは、今を支える事業会社と未来を支えるスタートアップが手を取ってモビリティ産業を拡張、加速させる場になるという。Japan Future Sessionは、各領域のプロ達がさまざまな視点で語り合うもの。自動車以外も含めたモビリティ産業の有識者のほか、東京都知事を務める小池百合子氏や、映画監督の山崎貴氏らが登壇する。

さまざまなスタートアップ企業が集まる「Startup Future Factory」。こちらは気球での宇宙旅行実現を目指す岩谷技研の展示
さまざまなスタートアップ企業が集まる「Startup Future Factory」。こちらは気球での宇宙旅行実現を目指す岩谷技研の展示

 南展示棟のH2 Energy Festivala in JMS 2023は、人気アーティストなどが環境に配慮したエンタメステージを繰り広げる。人気の子ども向け職業体験型施設「キッザニア」とコラボする企画は、前回のモーターショーから引き続き、「Out of KidZania in JMS 2023」として展開する。

子どもがクルマに関する職業を体験できる「Out of KidZania in JMS 2023」。こちらは、デザイン設計に用いる「クレイモデル」の制作体験
子どもがクルマに関する職業を体験できる「Out of KidZania in JMS 2023」。こちらは、デザイン設計に用いる「クレイモデル」の制作体験
JAPAN MOBILITY SHOW 2023

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