Counterpoint Technology Market Researchは、世界PC市場に関する調査結果を発表した。2023年第3四半期の出荷台数は前年同期に比べ9%減。ただし、季節による変動を考慮すると、前四半期比は2期連続の増加となった。
消費者と企業の購買意欲が持ち直さないため、市場の低迷が続いている。その一方、Counterpointは底を打ったとみており、メーカーが年内に新製品を出すことなどから、出荷は徐々に回復すると見込む。
特に、AI処理に適した機能を備えるPCが、2024年の出荷台数を押し上げるとみる。具体的には、AI対応PCの出荷台数が、2020年から10年間に年平均50%以上のペースで増加するという。2026年以降は、全PCの過半数を占めるとした。
2024年は、「Windows 11」への更新やARM製プロセッサ搭載PCの影響なども重なり、出荷台数がCOVID-19パンデミック以前のレベルに戻ると予想する。
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