Counterpoint Technology Market Researchは、折り畳み式スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。2023年第2四半期の世界出荷台数は210万台で、前年同期比10%増だった。
スマートフォン全体の出荷台数は2億6800万台で前年同期に比べ9%減ったのに対し、折り畳み式スマートフォンの出荷は増えている。この傾向は今後も続き、スマートフォン全体は横ばいだが、折り畳み式スマートフォンは着実に伸びるとみる。
折り畳み式スマートフォン全体の58.6%が出荷された中国市場は、このコントラストが顕著だ。スマートフォン全体の出荷台数は6190万台(前年同期比4%減)で、折り畳み式スマートフォンは120万台(同64%増)だった。
2023年下半期は、中国メーカーの本格参入などがあり、折り畳み式スマートフォン市場の競争が激化すると見込む。2023年通期の出荷台数は1670万台で、スマートフォン全体の1.5%を占めるとした。2022年は1300万台で、1.1%。
2024年には、販売価格が600ドルから700ドル(約8万9000円~10万4000円)程度の比較的安いエントリーモデルが登場することで、大きく伸びると予想する。出荷台数は3060万台で、スマートフォン全体に占める割合は2.6%になるという。
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