世界の乗用BEV販売、2023年第2四半期は50%増--西欧と北米、アジア各国が牽引

 Counterpoint Technology Market Researchは、世界の乗用電気自動車(EV)市場に関する調査結果を発表した。2023年第2四半期におけるバッテリーEV(BEV)の販売台数は、前年同期に比べ50%増だった。

 販売台数の増加を牽引したのは、好調な西欧と北米、そしてアジア各地の新興国だという。中国市場は、国内市場が2023年第1四半期の不調から完全には回復せず、弱々しい状況で、前年同期比37%増にとどまった。

 EVメーカーグループ別の販売シェア上位は以下のとおり。括弧内は前年同期の数値。

1位:Tesla

  • 20%(16%)

2位:比亜迪汽車(BYD Auto)

  • 15%(12%)

3位:Volkswagen(VW)

  • 7%(8%)

4位:吉利汽車(Geely Auto)

  • 6%(4%)

5位:広州汽車集団(GAC Group)

  • 6%(4%)

6位:ヒョンデ

  • 5%(6%)

7位:ルノー・日産・三菱アライアンス

  • 4%(5%)

その他

  • 38%(47%)
販売台数ベースのEVメーカーグループ別シェア(出典:Counterpoint)
販売台数ベースのEVメーカーグループ別シェア(出典:Counterpoint)

 中国と中国以外では、多く販売されるEVの傾向が異なる。中国では、比較的安価な4万ドル(約585万円)以下で売られるA/B/Cセグメントのモデルが61%を占めた。中国以外では、4万ドルを超えるD/Eセグメントのモデルが販売台数の61%あった。

中国とその他地域で販売されたEVのセグメント別比較(出典:Counterpoint)
中国とその他地域で販売されたEVのセグメント別比較(出典:Counterpoint)

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