ビッグモーターの元幹部・中野優作氏による「クラクションを鳴らせ!変わらない中古車業界への提言」が発売されたのは2023年8月末。折しも世間はビッグモーターの不正疑惑一色になっているときだった。
この本を編集したのは、本書の著者である箕輪厚介氏。本の制作は不正が明らかになる1年以上も前から始めていたが、「ここぞ」というタイミングで仕掛けたのだという。本作以外でも、「多動力」(堀江貴文)、「メモの魔力」(前田裕二)、「死なばもろとも」(ガーシー)など、箕輪氏の担当作はいずれも大ヒット。普通は近づけないようなビッグネームたちを口説き落とし、次々と話題作を生み出す手腕に注目が集まっている。
本書はそんな箕輪氏の”仕事術”を明かした1冊である。「怪獣人間」とは一言で言えば「天才」であり、強烈な個性と才能、バイタリティを持っている人たちのことである。とてつもないパワーを持つ怪獣人間たちと付き合い、一緒に仕事をするには「トリセツ」がいる。独自のルールで動いている彼らには、世間の常識が通用しないからだ。本書では箕輪氏が自ら会得した「怪獣人間のトリセツ」が、ここでしか聞けない裏話とともに紹介されている。
「怪獣人間」はジャンプ台のようである。階段を一段ずつ上っていては見えない、突き抜けた景色を見せてくれる存在。だけど、ジャンプ台に乗るには勇気がいるし、扱い方を知らないとケガをする。
「怪獣人間とは縁がない」という人も、ぜひ一読を。世界を動かす怪獣人間たちが、どう考え行動しているか。それを知るだけでも価値がある。
今回ご紹介した「怪獣人間の手懐け方」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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