「iPhone 15」が触れないほど熱くなる--複数のユーザーが報告

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2023年09月27日 10時20分

 「iPhone 15」を早速使用し始めた一部のユーザーが、同端末が100°F(約38°C)を超えるほど過熱し、快適に操作できなくなる場合があるとソーシャルメディアで報告している。

iPhone 15
提供:June Wan/ZDNET

何が起きているのか

 9to5MacのIan Zelbo記者は、同氏の「iPhone 15 Pro Max」が高速充電中に「ほとんど触れないほど熱くなった」と、Xに投稿した

 技術レビュアーのMohit Verma氏は、「わずか2分間『FaceTime』で通話したり、8~10分間『リール』をスクロールしたり」した後に、自身の「iPhone」が42°Cに達した様子を示す動画をXに投稿している。

 Alex Gear & Techも、同様の動画を投稿した。

 以下は、iPhone 15 Pro Maxとサムスンの「Galaxy S23 Ultra」を比較するサーモグラフィーだ。iPhoneはアクティブ冷却システムがないために、特定の箇所に熱が集中していることを示唆している。

 そして生じるのが、サーマルスロットリングによるチップ性能の低下だ。Tech Tabletsが行ったテストでは、重い負荷が2分続くと、iPhoneの性能が25%低下することが示されている。これは、熱管理の問題を指し示している可能性がある。

 これらの報告の多くに共通するのが、USB type-C(USB-C)充電のようである。特定の条件下や、特定の充電ハードウェアを使用した場合に表面化する不具合が潜んでいる可能性がある。

 もう1つの可能性は、チタニウム採用の筐体がより効率的に熱を放出するために、本体が熱く感じられるというものだ。しかし、アルミニウムやステンレススチールも熱伝導率は高いため、材料が問題だという意見に筆者は懐疑的だ。

 米ZDNETが実施した試験ではこうした問題は発生しなかったが、測定されたこれらの温度が異常に高いことは間違いない。

 ただし、42°Cは熱いが、「ケガをすることのない」安全な温度の範囲内であることに注意してほしい。実際、ASTM C1055(Standard Guide for Heated System Surface Conditions that Produce Contact Burn Injuries:接触熱傷を引き起こす発熱システム表面の条件に関する標準ガイド)には、平均的な人は、取り返しのつかない熱傷を負うことなく、最大60°Cの物体に最大5秒間触れることができると記されている。

これは不具合なのか

 その可能性はかなり高い。

 歴史的に見て、新型iPhoneと新しい「iOS」は、リリース時に不具合が伴いがちで、後でiOSのアップデートによって修正される傾向にある。

 熱管理の問題点としては、充電時の過熱が挙げられがちだが、チップのスロットリングの方が問題だ(そもそも充電時にはどのスマートフォンも熱くなる)。Appleは、ソフトウェアの不具合を修正するか、負荷が重い場合のiPhoneの動作方法を改善する必要がある。

 これは、特定の端末または設定上の問題に関連するもので、それが、機械学習やインデックス作成など、異常に高いレベルのバックグラウンド処理につながっている可能性もある。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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