Googleは、ウェブブラウザー「Chrome」が9月に誕生15周年を迎えたことを記念して、これをアップデートし、複数の新機能を追加するとともにデザインを一新すると発表した。
Googleの米国時間9月7日の発表によると、Chromeはデスクトップ版のデザインが一新され、新しいテーマやカラーが選択できるようになる。アイコンも「見やすさを重視して」刷新される。新しいデザインは、同社のデザイン言語「Material You」に基づいており、コンピューターのその他の設定との融合性が高いため、ダーク/ライトモードなどOSレベルの設定に適応できるという。
また、Chromeのメニューも変更され、拡張機能、 「Google翻訳」、「Googleパスワードマネージャー」などの機能やオプションにより簡単にアクセスできるようになる。
これらの変更によって、「引き続きChromeでの閲覧を簡単に、迅速に、安全にすること」を目指すと、Chrome担当バイスプレジデントのParisa Tabriz氏は発表の中で述べた。
Googleは、ブラウザー拡張機能を提供する「Chromeウェブストア」も刷新する。インターフェースが新しくなり、「AIを活用した拡張機能」などの新しいカテゴリーが追加されたほか、よりパーソナライズされたおすすめ情報が表示される。また、「安全確認」機能が拡張機能にも対応し、インストール済みの拡張機能が「最近非公開になった場合、当社のポリシーに違反している場合、または悪質である可能性がある場合」に、それらを検出できるようになる。
Googleは、追加情報(関連検索や、サイトの出典に関する詳細情報など)をサイドパネルに表示する新しい検索機能にも言及した。また、生成AIによる検索体験「Search Generative Experience(SGE)」を拡大したことにも触れた。米国ユーザーは、Googleの「Search Labs」でSGEを利用できる。
最後にGoogleは、Chromeの「セーフブラウジング」を強化するとした。以前は30~60分おきに実行していた、Googleの既知の有害サイトのリストに対するサイトの照合を、リアルタイムで実行する。「驚異の検出から予防までの時間を短くすること」により、マルウェアやフィッシングの脅威からの保護が強化される見込みだという。
プレスリリースこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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