どのメーカーのスマートフォンを使っていても、「Android」ユーザーならおそらく、ある機能に悩まされたことがあるはずだ。最もイライラさせられるホーム画面ウィジェットとも言われるその機能が、「スナップショット」だ。日付や天気予報を表示するこのウィジェットは画面の左上に固定されており、「Pixel」デバイスを使っている場合は必ずここに表示される。
しかし、このウィジェットはホーム画面の他の要素と比べて文字が小さすぎるため、カレンダーを開こうとして天気アプリを起動してしまうというタップミスがたびたび起こる。また、ウィジェット自体のサイズも変更できないため、右側にアイコン2~3個分のデッドスペースが必ずできてしまう。
このスナップショットウィジェットのリニューアルは、Androidにとって長年の懸案だったが、Googleの9月のAndroidの新機能リリース予定を見ると、ようやく実現するようだ。
新しいスナップショットウィジェットは人工知能(AI)の活用により、ユーザーの1日に寄り添い、その日の予定に即してカスタマイズされた情報を提供する。具体的には、搭乗予定のフライトに関する情報、天気についてのアラート、一般的なリマインダーなどが表示されるようだ。Pixel 3以降のデバイスで利用でき、Android 12以降を搭載していれば全機能を利用できる。
プレスリリースに掲載されている、サムスンの「Galaxy S23 Ultra」を用いたデモ動画では、空港に向けて出発する時刻、フライト情報、着陸後に向かう手荷物受取場所の番号などのリマインダーや到着地の天気が、順番に繰り返し表示されている。
天気予報はウィジェットの右端にビジュアル表示され、文字情報も表示スペースがこれまでの1行から2行に増えている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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