将来の「iPhone Ultra」モデルには、「Apple Vision Pro」ヘッドセットで表示される3D空間再現写真と空間再現ビデオを撮影できるカメラシステムが搭載される見込みだと、Apple関連の正確な情報を提供してきた実績を持つリーカーがWeiboに投稿しているのを、MacRumorsが発見した。
筆者がWWDCでVision Proのデモを体験したとき、その空間写真と動画はこれまでに見た中で最も印象的なものだった。Vision Proの体験を分析した記事で述べたように、空間写真や動画の中に入り込むときの感覚は、筆者がこれまでに見たどの3D映画、IMAX、または8Kディスプレイよりもはるかにリアルだった。筆者はその記事の中でこれを、Vision Proの必見の機能だと述べた。
Vision Proのデモを体験したジャーナリスト、アナリスト、開発者の多くが、同じような感想を述べている。Daring FireballのJohn Gruber氏は空間動画について、画面を見るというよりも「思い出の中に入り込む」ような感覚だったとしていた。
しかし、この機能に対する最も一般的な反応の1つは、子供の誕生日会や特別な家族旅行など、人生で最も思い出に残る瞬間の空間写真や動画を撮影するには、Vision Proヘッドセットを装着してそれらを撮影しなければならないというものだった。
その結果、Appleは同様の3D撮影技術をiPhoneの将来のカメラシステムに組み込むかもしれないという憶測が直ちに流れた。同社は既に、LiDARを奥行き検出に使用しており、「Face ID」などの機能向けに3Dスキャンを実行しているからだ。
したがって、Appleが3D写真と動画を、2024年初頭にVision Proを発売した後のiPhoneに組み込む計画だという今回の最新の報道は、論理的な流れに沿っている。もちろん、製造の実行可能性とコストの問題がこの流れに合わせて解消するとは限らないため、その時期は報道どおりにならない可能性がある。
空間写真や動画を見ると、かなり大きく感情を揺さぶられるため、これは、歓迎すべき新しいイノベーションのように感じられる。実際、写真と動画が白黒からカラーになったときよりもさらに大きな進歩かもしれない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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