Pew Research Centerが、米国における「ChatGPT」の利用状況を知るために、米国時間7月17日から23日にかけて、5057人を対象とした調査を実施した。その結果、ChatGPTについて聞いたことがあると答えた回答者のうち、実際に使ったことがあると述べた人は24%にすぎないことが判明した。これは米国の成人全体に換算すると、18%に相当する割合だ。
米国の成人によるChatGPTの利用状況に大きな影響を与えていた要素は、回答者の年齢と学歴だ。若い世代は年配の世代に比べて、この技術を利用したことがある人の割合が高く、18〜29歳の人では41%を占めていたのに対し、65歳以上の人では5%だった。
また、個人の学歴もChatGPTの利用傾向に影響していた。大卒以上の学歴を持つ成人では、32%の人がChatGPTの利用経験があったことが、この調査で明らかになっている。
米国人がChatGPTを何に使っているのかを見てみると、驚くことに最も多かった回答は、何かを学ぶためでも仕事のタスクをこなすためでもなく、娯楽目的だった。ChatGPTについて聞いたことがある成人の5人に1人にあたる20%が、娯楽目的で使ったことがあると回答していた。
何かを学ぶためにChatGPTを使ったと答えた人の割合は19%で、娯楽目的と答えた人の割合をわずかに下回っていた。一方、勤め先があり、ChatGPTについて聞いたことがあると答えた回答者のうち、仕事のためにChatGPTを使ったと述べた人は16%にすぎなかった。
また、さまざまな業界で働いていて、ChatGPTについて聞いたことがある成人のうち、この技術が自分の仕事に大きな影響を与えるだろうと回答した人の割合は、19%にとどまっている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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