「Bing」、AI機能は関心を集めるがシェア拡大には至らず

Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 中村智恵子 吉武稔夫 (ガリレオ)2023年08月21日 11時33分

 Microsoftは人工知能(AI)技術を搭載した検索エンジン「Bing」について、AIで検索を強化する革新的で心躍る方法として積極的に売り込んでいる。AIが多くの人の好奇心と関心の的となっているのは間違いないが、Bingの新機能はMicrosoftが検索エンジン市場でのシェアを急増させるきっかけにはなっていないようだ。

Bingのアイコン
提供:Photo by Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images

 市場調査会社StatCounterの統計によると、Bingのグローバル検索エンジンシェアは7月に2.99%で、1月の3.03%より若干下がり、4月の2.76%より若干増加した。ウェブ分析企業Similarwebのデータでは、6月のBingのシェアは3.23%で、年初以来ほぼ横ばいだ。

 分析企業YipitDataのウェブトラフィック計測で、Bingの訪問者数は2月に9570万人、3月に1億170万人、4月に9640万人、5月に9920万人、6月に9770万人と変動している。同社のデータには、PCは含まれているがモバイルデバイスは含まれておらず、調査対象国に中国が含まれていない。

 Microsoftは、Bingのチャットページを直接訪問するすべてのユーザー数を計測しているわけではないとして、分析企業のデータに異議を唱えている。しかしThe Wall Street Journalによると、Statcounter、Similarweb、YipitDataの3社は、Bingのチャットページへのトラフィックも、同ページを起点としたトラフィックもデータとして計測しているという。

 Similarwebの上級インサイトマネージャーであるDavid F. Carr氏は米ZDNETに対し、「Microsoftは、社内の数字はわれわれが反映しているよりも大きな伸びを示していると述べている」と語った。「われわれが『Edge』のサイドバーや拡張機能を使ったBingチャットのやり取りの一部を見逃している可能性はあるが、それが全体の中でどれほど大きいかは不明だ」(同氏)

 Microsoftの広報担当者は以下のようにコメントした。「サードパーティーのデータについてはコメントできないが、Bingが1億人を超えるデイリーアクティブユーザーを獲得したことはお伝えできる。また、『Bing Chat Enterprise』など新しいアクセスポイントのおかげで、新しいBingとEdgeのエクスペリエンスを提供開始して以来、過去最大級の月間の成長がみられている。当社の顧客はすでに10億回以上チャットを利用し、『Bing Image Creator』で7億5000万枚以上の画像を作成している」

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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