Amazonは米国時間8月14日、商品に対するカスタマーレビューを生成人工知能(AI)で要約する新機能を発表した。
このAIは、新しいカスタマーレビューを書くのではなく、既存のカスタマーレビューを分析して共通のテーマを見つけ出し、その商品の購入を検討している人向けに要約する。
この機能が有効になっている商品をクリックすると、商品の詳細ページに要約が表示される。要約の下には「使いやすさ」や「性能」といった特定の商品属性のタブが並び、タブを押すと、そのトピックに言及したカスタマーレビューを表示できる。
Amazonによると、このAIを活用した機能は、主に「Amazonで購入」ラベルの付いたレビューから情報を収集するという。
この機能は当面、米国の一部のモバイルショッピング利用者にのみ提供される。
AI技術は何年も前から存在するが、このところ急速な進歩を遂げている。AIを活用したツールやサービスが日常生活に浸透し始めており、求職活動やフィットネス、教育など、あらゆるものに影響を及ぼしている。
このようなツールは、タスクの大小を問わず人々の役に立つ可能性があるが、システムの高度化に伴い、社会への影響をめぐる懸念が高まっている。Amazonを含むIT大手7社は7月、Joe Biden米大統領と会談し、AIの開発においてどのようにセキュリティや安全性、信頼性を優先するかを協議した。
Amazonのプレスリリースこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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