クアルコムの博物館でたどるモバイル製品の歴史

Mike Sorrentino David Lumb (CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 吉武稔夫 (ガリレオ)2023年08月07日 10時52分
 博物館の入口。

 博物館の入口。

提供:Mike Sorrentino/CNET

 カリフォルニア州サンディエゴにあるQualcomm Technologiesの本社には博物館が併設されている。そこは言わば携帯電話業界のタイムカプセルだ。1985年に創業した同社は、数十年にわたる成長の歴史の中で、初期の衛星通信機器、3G携帯ネットワークに使われたモバイル通信技術CDMAを開発したほか、近年では「Samsung Galaxy S23」などのスマートフォンに使われる「Snapdragon」シリーズのSoCなどを開発している。

 この博物館は平日に開館しているが予約が必要だ。そのため今回Qualcomm本社を訪問したのを機会に、過去のテレコミュニケーションデバイスの展示を見るために博物館にも足を運んだ。ギャラリー内部のハイライトは上のフォトレポートで紹介している。

 展示品の中には、「OmniTRACS」もあった。これは、輸送業界向けに開発された初期のテキスト送受信およびGPSデバイスで、遠隔地での通信を可能にする衛星ベースの技術が使われていた。また、最初のカメラ付き携帯電話も展示されている。この携帯電話は折りたたみ式で、写真を撮影するのに着脱式の外付けカメラを使っていた。博物館ではCDMA技術の開発に関してもいくつか展示があった。なおVerizonが2022年末で3Gネットワークを終了したため、CDMAの開発は終了している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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