LinkedIn、「Microsoft Designer」との統合をテスト中--生成AIで投稿の独自性を向上

Sabrina Ortiz (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 長谷睦 (ガリレオ)2023年08月03日 10時48分

 キャリアにおける最新の実績を、自身の人的ネットワークに向けてアピールしたいなら、LinkedInへの投稿はうってつけの方法だ。だが、LinkedInのフィードは投稿であふれているので、いつまでたっても人目にとまらないこともある。そこで、人工知能(AI)が投稿を目立たせる手助けをしてくれることになった。

LinkedInのロゴ
提供:Thomas Trutschel/Contributor/Getty Images

 LinkedInが同社のプラットフォームで「Microsoft Designer」の統合をテストしていることが、このサービスのベータ版ユーザーが「X」(旧Twitter)に投稿したポストから判明した。この統合により、ユーザーはLinkedIn内で特色あるビジュアルコンテンツを作成できるようになる。

 Microsoft Designerは、「Canva」の対抗製品だ。Canvaはソーシャルメディアへの投稿からプレゼンテーションまで、あらゆるコンテンツの作成、さらには会社のブランディングにも利用できるグラフィックデザインプラットフォームだ。Microsoft DesignerのCanvaとの大きな違いは、AIを活用している点にある。

 Microsoft Designerはプラットフォーム全体で生成AIを採用し、テキスト入力というシンプルな方法で、希望するコンテンツを何でも作成できる。LinkedInは、この機能を自らのプラットフォームに追加するためのテストを実施中で、その狙いはLinkedInアプリを離れることなくオリジナルな投稿を作成できるようにすることにある。

 LinkedInは、これまでも自社のプラットフォームにAIをいち早く導入しており、採用担当者のスカウトメッセージやユーザーのプロフィールの作成支援、広告文面の提案、さらには投稿そのものの生成など、さまざまなAI機能を発表してきた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]