新しい特許から、Appleが「MacBook Pro」のモジュラー版の開発方法を検討していることがうかがえる。Apple Insiderの記事によると、モジュラー型の「MacBook」は、「Mac Pro」のアップグレード可能なコンポーネントのさらに先を行くものになるという。内部のハードウェアをモジュール化するだけではなく、MacBookのキーボード、トラックパッド、ディスプレイと、それらを接続するヒンジが、交換可能になるようだ。
特許には、コンピューティングデバイスのベースが、マグネット接続によってディスプレイやキーボードなどの複数の電気デバイスに対応することが説明されている。
Apple Insiderは、このデザインは、MicrosoftがタブレットとノートPCとして機能するデバイスを開発するために「Surface」製品で採用したものに似ていると指摘している。
一般的に、モジュラー型デバイスは、消費者と企業の両方にメリットがある。企業にとっては、キーボードやディスプレイといったモジュラー型のハードウェアコンポーネントを用意することは、消費者が複数のパーツを購入してくれることにつながる。消費者にとっては、交換が簡単で安価になるというメリットがある。1つのハードウェアコンポーネントが故障したら、システム全体ではなくそのパーツだけを交換できるためだ。
しかし、Appleの特許は、この考え方が同社の真の狙いではない可能性を示唆している。特許には、ユーザーはタブレット、ノートPC、デスクトップPCを使い分けることで特定のコンピューティングニーズを満たしているが、モジュラー型のMacBookは、その3つのフォームファクターによってすべてのニーズに対応する単一のデバイスになる可能性があると説明されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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