ソニー、完全ワイヤレス「WF-1000XM5」発表--小さくなって聴きやすく、使いやすく

 ソニーは7月25日、完全ワイヤレスの新商品として「WF-1000XM5」を発表した。ノイズキャンセリング性能をさらに進化させたほか、イヤホンのサイズを小さくして装着性や持ち運び性能を改善している。発売は7月25日。想定税込価格は4万2000円前後になる。

「WF-1000XM5」
「WF-1000XM5」

 WF-1000XM5は2021年に発売した「WF-1000XM4」の後継機。薄型の新型ドライバーユニットとメイン基板のSiP化により、イヤホン本体の重さを現行機に比べ約20%、体積を約25%ダウンさせ、小型化を実現した。装着時の飛び出し部分を少なくし、耳への干渉を小さくすることで、装着の安定性を向上。充電ケースも重さで約5%。体積約15%ダウンさせることで、厚みを3mm程薄くし、持ち運びやすくなっているという。

「WF-1000XM5」(左)と「WF-1000XM4」(右)
「WF-1000XM5」(左)と「WF-1000XM4」(右)
イヤホンの大きさ比較。「WF-1000XM5」(左)と「WF-1000XM4」(右)
イヤホンの大きさ比較。「WF-1000XM5」(左)と「WF-1000XM4」(右)

 新ドライバユニットは、口径サイズ8.4mmで低域の再生力をアップ。ドーム部とエッジ部で異素材を組み合わせた振動板構造で、柔らかいエッジが沈み込み低音域を、軽量高剛性のドームが伸びのある高音域を再生するという。

 統合プロセッサー「V2 」と高音質ノイズキャンセリングプロセッサー「QN2e」を備えたデュアルプロセッサ―により、ノイズキャンセリング精度を向上。ノイズキャンセリングマイクは従来の4個から6個に増やすことで、低域のノイズキャンセル性能を向上しているという。

 コンパクトボディながら、AIの機械学習で、装着者の声とそれ以外の環境ノイズを分離する「ボイスピックアップテクノロジー」に加え、骨伝導センサー、風ノイズ低減構造などを備え、ソニーの完全ワイヤレスイヤホン史上最高の通話品質を確保。イヤホンの本体も凹凸のないデザインにすることで風ノイズを受けにくい形状になっているという。

 PCとスマートフォンなど、2台同時接続ができるマルチポイント接続に対応したほか、専用アプリ「Headphones Connect」で直感的に自分好みの音質に調整ができる「ファインド・ユア・イコライザー」も搭載。頭の動きで電話の着信やAuto Playなどが操作できる「ヘッドジェスチャー」機能なども備える。

ボディカラーはプラチナシルバーとブラック
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