「iPhone 16 Pro Max」、超望遠カメラを搭載か

Maria Diaz (ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2023年07月20日 11時55分

 次の大きな新製品発表イベントが近づくにつれて、うわさ話の方もにぎやかになってくるのは世の常だ。実際、次期「iPhone」や「Galaxy」のモデルに搭載される機能をめぐっては憶測が飛び交っている。だが、今回取り上げるうわさは、今秋にAppleのイベントで発表される可能性がある話ではなく、2024年に登場するであろう機能に関するものだ。

iPhone 14 Pro
iPhone 14 Pro
提供:June Wan/ZDNET

 MacRumorsの記事によると、現行モデルの2つ先にあたるAppleの「iPhone 16 Pro Max」には超望遠カメラが搭載され、光学ズーム性能が大幅に向上するという。

 今回うわさされているような超望遠レンズが搭載されれば、ユーザーはピントや画質を保ったままで、遠く離れた被写体を撮影できるようになる。また、望遠レンズは背景をぼかすのにも向いているので、iPhoneのポートレート機能が向上する可能性がある。

 動物写真家やスポーツ記者が使っている300mmレンズは通常は長くて重く、iPhoneに取り付けたままポケットに入れて持ち運ぶのは不可能だ。しかし、スマホに超望遠レンズを搭載するというアイデア自体はそれほど突飛というわけでもない。実際、サムスンの「Galaxy S23 Ultra」には230mm相当の焦点距離の望遠レンズが、「Google Pixel 7 Pro」には120mm相当の望遠レンズが搭載されている。

 現在「iPhone 13 Pro」と「iPhone 14 Pro」の各モデルに搭載されている望遠レンズは、焦点距離が77mm相当だ。iPhone 16 Pro Maxで焦点距離が300mm相当にまで伸びるというのは、スマートフォンの背面カメラとしては信じがたい話のように思える。

 AppleがiPhone 16 Pro Maxで300mm相当の焦点距離を実現できれば、超望遠レンズ(一般的に、焦点距離が300mm以上のズームレンズに対する呼称)を搭載した初のスマートフォンが登場することになる。

 Appleがこれを実現できるのなら、なぜ2023年モデルに採用しないのかと疑問に思う人もいるかもしれない。おそらくAppleは、フラッグシップのスマートフォンのカメラシステムに超望遠レンズを組み込むために、いくつかの必要な改善を行うといった手順を踏んでいるのだろう。

 報道によれば、2023年内に発売されるであろう「iPhone 15 Pro Max」では、ペリスコープ式レンズが採用されるようだ。すでにサムスンの「Galaxy S22 Ultra」に搭載されているこのシステムは、スマートフォンの厚みを増すことなく、光学ズーム性能を強化できる。

 ペリスコープ式レンズを採用したシステムでは、カメラに入ってきた光を角度をつけて配置したプリズムや鏡で屈折させ、横方向にレンズユニットを通してセンサーまで到達させる。そのため、カメラシステムを筐体内で水平に設置することが可能だ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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