「ウマ娘」5th EVENT 第1公演で見た“お祭り娘と苫小牧の星が輝く姿” - (page 2)

「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND -WISH- 」DAY2出走者(※敬称略)

Machico(トウカイテイオー役)、木村千咲(ダイワスカーレット役)、徳井青空(テイエムオペラオー役)、石見舞菜香(ライスシャワー役)、上坂すみれ(アグネスタキオン役)、咲々木瞳(アドマイヤベガ役)、天海由梨奈(ミスターシービー役)、和多田美咲(メイショウドトウ役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)、矢野妃菜喜(キタサンブラック役)、青山吉能(ツルマルツヨシ役)、真野美月(サクラローレル役)、中村カンナ(ナリタトップロード役)、春川芽生(シンボリクリスエス役)、松岡美里(タニノギムレット役)、夏吉ゆうこ(シュヴァルグラン役)、稲垣好(コパノリッキー役)、菊池紗矢香(ホッコータルマエ役)、須藤叶希(ワンダーアキュート役)、藤原夏海(カツラギエース役)、春日さくら(ヒシミラクル役)、篠田みなみ(タップダンスシチー役)

【実況】明坂聡美(実況役)
【ナビゲーター(シークレットゲースト)】土田大(アニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』沖田トレーナー役)
【ROAD TO THE TOPブロック ゲスト(シークレットゲスト)】本泉莉奈(アニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』実況役)

【ダンサー】ウマ娘ダンサー

 DAY2冒頭では、解説席にアニメ「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」の沖田トレーナー役を務める土田さんが姿を見せると、こちらも事前告知がなかっただけに歓声が巻き起こる。注意事項などを案内しつつ、会場のトレーナーに向けて激を飛ばすかのようにかけ声をかけると、呼応するかのように大きな声を上げていた。

 DAY1とおなじくオープニングムービーとOvertureが流れ、カウントダウンとともに出走メンバーそろっての「DRAMATIC JOURNEY」でライブがスタート。DAY1から大きく入れ替わったなかでも負けない意気込みが伝わるようなステージを展開され、あいさつでも初出走メンバーの初々しいコメントや、歓声があることの喜びなども語られていった。

 ライブパートが本格スタートというところで、まずはアニメ「うまゆる」第1弾主題歌「ゆるパカ HAPPY DAYS!」(Machicoさん、木村さん、徳井さん、石見さん、和多田さん、遠野さん、青山さん、真野さん、中村さん、春川さん、松岡さん)で、楽しくにぎやかさが全開といったステージに。また、DAY2での「Make debut!」(天海さん、夏吉さん、菊池さん、須藤さん、藤原さん、春日さん、篠田さん)はオリジナルバージョンでの披露となり、この第1公演がナンバリングイベント初出走組によるステージとなり、トレーナーに向けて確かな歌声を届けていた。

 ここからソロ曲となり、まずは青山さんによる「Play Again」では、センターステージでダンサーとともにパフォーマンス。青空が描かれたモニターを背景に、体が弱くとも諦めない、何度倒れても立ち上がろうとするツルマルツヨシの気持ちを存分に詰め込んだことがわかる表情と歌声で伝えていた。また、稲垣さんは「ラキハピファンタスティック」を披露。菊池さんと須藤さんも解説席からコーラスとして参加し、コールも入れるなど盛り上げつつ、“風水パワーであらゆる人を幸せにしたい!”と豪語するコパノリッキーの魅力全開というポップなステージで、ハッピーとラッキーを振りまいていた。

 圧巻だったのは、松岡さんによる「Destroy for Dasein」。“ゴリゴリのヘビメタ”と言えるようなロック楽曲に、雄叫びのような激しさを交えた歌声に魅惑かつインパクト抜群な表情、ステージに用意された柵のセットを蹴って破壊するなど、オープニングムービーでタニノギムレットの紹介時に付けられていた、“耽美系破壊神”の姿を存分に見せつけていた。

 土田さんの進行によるMCパートでは、松岡さんがさきほどのステージとは打って変わって、記憶をなくしたフリする立ち振る舞いで笑いを誘いつつ、DAY1でも行われたコール&レスポンスで、熱気と一体感を高めていった。

 ライブパートが再開されるなか、暗くなったステージに「BoC'z」(ボウシーズ)のロゴがスクリーンに映し出される。いわゆるエイプリルフール企画として4月1日に公開されたユニットで、ボウシの素晴らしさを世界に広めるため、ボウシを愛するウマ娘たちによって結成されたもの。センターステージには帽子をかぶったダンサーとともに、黒を基調とした衣装をまとい帽子をかぶった石見さん、遠野さん、夏吉さん、菊池さんも登場し、レーザーの演出も際立つなかでクールなダンスステージを見せる。さらに天海さんはアリーナから姿を見せ、客席を通ってメインステージにいるメンバーと合流。そして「Hat on your Head!」を5人で披露。スタイリッシュさ全開で“無帽じゃもう、いられない”と思わせるような、帽子の魅力も伝える魅惑のステージを展開。

 この空気を受け継ぐようにセンターステージでは、より疾走感を増したリミックスバージョンとなる「Never Looking Back(Remix Ver.)」(木村さん、和多田さん、矢野さん、青山さん、真野さん、春川さん、藤原さん、春日さん、篠田さん)が披露された。

 上坂さんはソロ曲「ライトレス」を歌う。“科学力を駆使し、速度の限界を追い求める研究者肌のウマ娘”という、アグネスタキオンをイメージさせるようなスピード感ある曲調や照明演出を受け、引き締まった表情から放たれる圧倒的な歌声で、場内を支配するかのようなパフォーマンスを見せていた。かっこよさを感じさせるステージが続いたなかで、アニメ「うまゆる」第2弾主題歌「ミッドナイト・エピローグ」(Machicoさん、木村さん、石見さん、和多田さん、矢野さん、真野さん、春日さん、篠田さん)では、同曲が「うまゆる」のなかで披露された映像にある、ウマ娘たちがパジャマ姿で眠りにつこうとするような、リラックスした雰囲気に包み込んでいた。

 モニターにはクリスマスイルミネーションをイメージさせる映像とともに「KIRARI MAGIC SHOW」のロゴが映し出される。そして、東京メガイルミと2022~2023年の冬季シーズンでコラボ展開したときの楽曲「KIRARI MAGIC SHOW」(稲垣さん、菊池さん、須藤さん)を披露。開催時には暑い日々が続いていたなかで清涼感のある、そしてダートウマ娘のキャスト3人によるキュートな歌声と笑顔で癒やされるようなステージとなっていた。引き続いて行われたトークパートでは、個々に感想を語りつつ、DAY1でも行われた“夏の花火大会”をイメージさせる、バズーカ型クラッカーによるテープ射出が行われた。

 ここで、アニメ「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」の映像が流れ、同作のパートに。「ROAD TO THE TOP」は、ナリタトップロード、アドマイヤベガ、テイエムオペラオーをメインに、三強と呼ばれたウマ娘たちがクラシック戦線を舞台に頂点を目指し競い合う姿を描いた内容。このパートではナリタトップロード役の中村さん、アドマイヤベガ役の咲々木さん、テイエムオペラオー役の徳井さんを中心にしたステージが展開された。

 同作で実況役を務めた本泉さんのアナウンスにより、まずは3人がセンターステージに立ち、オープニングテーマである「Glorious Moment!」を披露。時に3人が中央に向き合い、そしてアニメ映像を背景に競い合うかのような歌声を響かせたのに加え、解説席に姿を見せた沖田トレーナー役の土田さんが飛ばした激に、ナリタトップロード役の中村さんが答えるような掛け合いもあるなど熱いステージとなっていた。

 そして作中ではテイエムオペラオーといつも一緒にいた、メイショウドトウとの関係性を思わせるような徳井さんによる呼び込みで、和多田さんがステージに立ち、ソロ曲の「ゼッタイトナリ…!」で、思いや憧れの気持ちを歌で表現していた。

 ここからは3人のソロ曲の披露に。まずは徳井さんによる「Forever gold」から。自信家であるテイエムオペラオーを表現するような、ゴールドカラーに彩られた映像を背景に、荘厳な“覇王のステージ”を展開。咲々木さんは「Like a Shooting Star」を披露。夜空や流れ星をイメージさせる映像が流れるなか、負けられない覚悟を背負ったアドマイヤベガの決意を歌にのせて伝えていく。その理由と思われるキャラクターの姿もスクリーンに映し出されたかと思えば、最後にメッセージを送る場面もあり、どこか涙腺をも刺激するようなシーンとなっていた。

 皐月賞を制したテイエムオペラオー、日本ダービーを制したアドマイヤベガに続き、ついに菊花賞で栄光をつかんだナリタトップロードの出番と言わんばかりに、中村さんは「ONCE MORE, I CAN」を歌う。リリックビデオさながらに歌詞が映し出される映像を背景に熱唱。その熱は歌い進めていくごとに高まっていくことが伝わるもので、最後は全力のシャウトを響かせていた。

 歌い終わった中村さんが深々とお礼をするシーンや、そのあとに巻き起こったアンコールは、同作の4話をほうふつとさせるもの。その声のあとアニメのシーンや、バックヤードで会話する3人の姿を映し出しつつ、アニメ内でのアンコールでも3人が歌った「イチバン星が駆ける空」を披露。どこか穏やかな表情で歌い、「ROAD TO THE TOP」パートの大団円となった。

 このあとのMCでは、どの曲もライブ初披露であるなかで感想などが語られていった。また土田さんは、明らかにグッときている表情で、それだけのステージであったことの証左である同時に、見ている側ももらってしまいそうはシーンとなっていた。

 センターステージにキャストが集結し、DAY1と同様にウマ娘たちのメッセージを伝えていくパートを経て、ライブも終盤戦に。「Special Record!」(Machicoさん、徳井さん、石見さん、和多田さん、遠野さん、矢野さん)では、テイエムオペラオーとメイショウドトウの関係が改めて見えるような、徳井さんと和多田さんによる掛け合いの一幕も。“限界を超えろ”“さあ挑め”といった言葉が映し出されたなかで「BLOW my GALE」(春川さん、松岡さん、稲垣さん、菊池さん、須藤さん、春日さん、篠田さん)では、それぞれが思いをぶつけ合うように熱唱。「Ms. VICTORIA」(木村さん、咲々木さん、青山さん、真野さん、中村さん、夏吉さん、稲垣さん、菊池さん、須藤さん)では、DAY2メンバーとして勝利の凱歌を響かせていた。

 カツラギエースとミスターシービーの映像が流れた後に歌われたのは「winning the soul」(天海さん、藤原さん)。DAY2ではオリジナルバージョンを、火花を散らすがごとくライバル同士の2人が熱く歌う。興奮状態の場内を「ユメヲカケル!(Symphonic Ver.)」(Machicoさん、天海さん、遠野さん、矢野さん、春川さん、松岡さん、夏吉さん、藤原さん)で落ち着かせつつ、シンフォニックバージョンらしくハーモニーの心地よさを感じさせるステージに。この雰囲気から、キャスト陣そろっての「Everlasting BEATS」へとつなげて、DAY2の本編ゴールインを迎えた。

 アンコールの声に応えて解説席に土田さんが姿を見せ、最新情報を公開。この日は新育成シナリオの追加情報が発表され、大きな歓声が上がっていた。そしてウイニングライブという名のアンコールとして、DAY1と同様に明坂さんの案内で、ウマ娘のキャストが2人ずつ掛け合いも交えながら登場。この日の最後は本泉さんのアナウンスのもと「ROAD TO THE TOP」パートで活躍した4人が務め、中村さんが拳を掲げ、咲々木さんは腕を組むという4話終盤のシーンをほうふつさせつつ、和多田さんも加わった4人バージョンとも言うべき光景に、大きな拍手が送られていた。

 勢揃いしての「Gaze on Me!」で盛り上げつつ、代表したメンバーによる挨拶で感想が語られるなかには、感謝とともに、この先に続くツアー公演についても、応援のお願いもしていた。そしてラストナンバーはもちろん「うまびょい伝説」。明坂さんと本泉さん、土田さんもステージを歩きながら挨拶をするなか、特に土田さんは中村さんの近くを歩き続けるという、ナリタトップロードを見守る沖田トレーナーがイメージできるような光景もあれば、センターステージ中央にきたときにタイミングよくサビに入るところだったこともあり、中村さんが土田さんにマイクを向け、そのマイクに向かって会場中のトレーナーと一緒に「俺の愛バが!」を叫ぶという激熱なシーンも。にぎやかで感動的な光景が広がるなかで第1公演を締めくくり、キャスト陣が降壇後、第2公演にバトンを渡すようなムービーを映し出して締めくくった。

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